劇場公開日 2021年7月9日

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「カモメは溺死した水夫の魂」ライトハウス Bacchusさんの映画レビュー(感想・評価)

2.0カモメは溺死した水夫の魂

2021年7月11日
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怖い

興奮

難しい

1890年代ニューイングランドの沖合いの小さな離島に灯台守として4週間の勤務でやって来た2人の男に起こる話。

1801年ウェールズで起きたスモールズ灯台の悲劇をベースにした話となっているらしいけど、着想を得て1から書かれたフィクションですね。

上映時間109分、前半は少々の不穏な様子もあるけれど、年配でベテランの横柄な男に、若く初勤務の男が苛立ちを募らせたり、淡々と仕事をしたりと面白味があまりない感じでちょっとダルい。

折り返して帰還前日辺りからグルグルグルグルと色んな出来事が展開し、何が現実で何が幻視か、今みているものは誰がみているものか、これは現実かとなって行き、なかなか面白かったんだけど…唐突なオチで、スッキリもしなければ不快さが残る訳でもなく、まあ、こんなものですかねという感じだった。

内容的にも、時代設定の古さやモノクロというつくり的にも、半世紀以上前の映画のリマスターと言われたらそうみえるかも。
但し、人魚は除く(゚Д゚)

Bacchus