「タイトルの意味が不明。」ブラック アンド ブルー カル―ステ・ガルベンキヤンさんの映画レビュー(感想・評価)
タイトルの意味が不明。
タイトルのブラックは黒人で、ブルーは白人の意味かと思ったが、違ってた。単純に白人と黒人の対立ではなかった。でも、冒頭、黒人の主役の女性警官が白人警官に嫌がらせで、職務質問をされてたので、意味不明だった。
ストーリーとしたら、汚職警官がギャングを殺した場面を、主役の女性黒人警官がボディカメラで撮影してたところから、汚職警官と彼らにだまされたギャングに追われる話し。ストーリーとしては、簡単に追うことができて、面白かった。
主役の女性警官の味方が、行きつけのスーパーマーケットの店主である黒人と同僚の白人警官だけで、ほぼ孤立無援なのが切迫感を煽(あお)ってて、良かった。
ただ、心配になったのが、現実のアメリカで、ボディカメラを付けてても白人警官が無実の黒人を殺しまくっている現実が改善されていないこと。白人警官は、例えば、周囲の人間がスマホで撮影してても、平気で黒人をいたぶってる状況に変わりは全くない。
バイデン大統領が「アメリカは移民がいるから素晴らしい。日本は移民を入れてないからダメだ」みたいなことを、アメリカ大統領のテレビ討論会の前に言ってたが、今、アメリカにいる黒人は白人がアフリカから連れてきた黒人奴隷で、もともと移民などではなく、白人が一方的に黒人を「輸入」したに過ぎない。中には移民としてアメリカに来た黒人もいるだろうが、少数だろう。
そのことを、岸田総理は正式に、正(ただ)すか注意くらいすべきなのではないか。何でもアメリカの言いなりになっててはダメだろ。アメリカの色んな国からの移民だって、決してまとまってるわけではない。人種間の対立を無視して、アメリカ人に言いたい放題させるのは間違っている。
最後に、ガン・アクションは結構、派手で楽しめた。