劇場公開日 2021年1月29日

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「「花束みたい」とは捉えられなかった」花束みたいな恋をした たたみさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0「花束みたい」とは捉えられなかった

2025年6月21日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 恋愛が始まる空気感、両思いになる直前、なってしばらくの祭りのような期間、好きな気持ちが薄れていく様子が、とてもよく表現されていると思った。
 2人がお互いの苦境を思いやる象徴として「今村夏子のピクニック」が出てくるが、その返しが痛々しい。
 絹→麦より、麦→絹の方が、あたりが強く感じたが、その一方で、別れようと決めて、絹はその決意が揺るがなくとも、麦は翻意してしまう点は男性側の勝手さをうまく描いてあると思った。
 ラストに出会った若いカップルの初々しい盛り上がりが、見ていて微笑ましいのに、絹ちゃん麦くんのような推移を辿るかもしれないのが現実。

たたみ
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