「怒りのおかか軍団((((゚д゚;))))」大コメ騒動 Bacchusさんの映画レビュー(感想・評価)
怒りのおかか軍団((((゚д゚;))))
1918年米騒動を主導した富山県の漁の主婦達の話。
夏の魚が捕れない時期に北海道や樺太へ出稼ぎ漁師に行く男達に変わり、家庭を護るおかか達が、米価の高騰に喘ぎ行動していくストーリー。
男で1日1升女で8合って、明治ぐらいまでならいざ知らず、大正半ばでも肉体労働者の方々はこんなに米を食べていたのですね…(子供の頃、雨ニモマケズの4合でも驚いた記憶があります)
さてさて、映画としては米の価格高騰の原因が米の持ち出しによるものだと考えた主夫達と、米屋と警察がなんちゃらかんちゃら、そこに記者も絡んできて…。
実際には、お上が絡んできたりもっともっと色々あった筈だけど、特定の地域のおかか達の動向に特化してみせるドラマで、背景や困窮の様子が薄かったり、山場が呆気なかったり、つまらなくはないけれど物足りず。
どうせフィクションなんだったら、署長や記者の影響や結末も、もう少し面白く描いて欲しかった。
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