「出来がいいから気持ちが苦い」大コメ騒動 オカマ声ちゃんさんの映画レビュー(感想・評価)
出来がいいから気持ちが苦い
私は映画関係者じゃないので憶測なのだけど、たぶん映画って3〜4年前(場合によってはそれ以上前)に企画立て、そこから予算、配役、ロケ地の申請、スケジュール。
ホテルやケータリングの手配。
撮影に入ってからもイレギュラーなことで予定がズレるの見越し、撮影終わっても編集で時間かかると思うのね。
だから今の状況なんか知らないハズなのに、このリンクっぷり。
初っぱなの♪日本人はガマンばっかりだねぇ〜♪みたいな民謡で「皮肉効いてるなぁ〜」と思っていたら、他のシーンも今の状況といろいろ被って何かもー……。
格差社会、性差別、戦争が近いとはいえ企業(鷲田のババァ)の米の独占と値の釣り上げ。
警察と権力者の癒着。
言葉は威勢がいいけど、言うだけ煽って何もしない活動家。
売れれば盛るマスコミ。
米騒動の責任と体調不良で辞任した寺内正毅総理に至っては、最近も似た話をどこかで聞いたような……。
数年のタイムラグがあるハズなのにこのハマりっぷり。
または数年、それ以上こんな状況なのに慣れて麻痺してるのか?
暴力はアカンけど、6日にワシントン連邦議会議事堂が襲撃されたのも少し連想して「ここまでやらないと理解してもらえないのかなぁ〜」とエンドロールを見ながら苦い気持ちになった。
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