「【同じ空】」ターコイズの空の下で ワンコさんの映画レビュー(感想・評価)
【同じ空】
この映画タイトルを見た時に、そっか〜、モンゴルの空は少し緑がかった青色なんだと思った。
冬の東京の空は真っ青だが、実際に見るとターコイズの空は、どんなだろうと思う。
亡くなった僕の昔の上司は馬が好きで、モンゴルに馬を見に行ったことがあったなと思い出して、もしかしたらターコイズの空を見ていたんだなと感慨深くなった。
そして、日本人はかつて、アジアのあちこちに兵隊を送り込んで、戦争をしていたのだなと改めて感じる。
多くの日本兵が、各地の女性との間に子供をもうけていたことは、再三報じられてきたことだが、残した子どもに想いを馳せることはあっても、実際に会うこともなく、多くの戦争経験者は亡くなっていっている。
こうした映画を通して、戦争を憎んでも、人は憎まずという気持ちの人がいるのを知る一方、経済的に豊かになったからといって、日本人は果たして、世界の人々から尊敬されるような存在になっているのだろうかと思うことがある。
ターコイズカラーであろうと、真っ青であろうと、空はひとつのはずだ。
コメントする