「ほのぼの。いい意味で。日常ってこんなもんですもん。」461個のおべんとう Marikoさんの映画レビュー(感想・評価)
ほのぼの。いい意味で。日常ってこんなもんですもん。
2日経って… なんかジワジワきてます。この映画。
何かのエッセイが元になってるらしく、実話かな?と思いますが
離婚して15歳の息子と2人暮らしになったイノッチパパの奮闘記。
といっても重くなく、ミュージシャンでもあるから生き方がおおらかでフリーダムな雰囲気で、いい。
まぁイノッチのこのフラフラ〜っと【し過ぎた】感じが年下の可愛い彼女にフラれてしまった要因なのかもしれませんが(笑)
なんのことはない、息子の高校3年間、イノッチパパが約束通り461個のお弁当を作り続けた話なのですが、なんかイイんです。
夜遅くなって朝帰りになっても、作る。
実家で泊まることになってても、朝早く帰って、作る。
洒落たお弁当箱をいろいろ揃えて、テンション&創作意欲を上げる。
時に反抗的な息子ちゃんの父親の呼び方が
パパ→父さん→あの人→父さんに戻るいきさつ。
15歳の受験期に突然親が離婚して、ママかパパどっちと住むか選べと言われて、おまけに高校受験失敗してしまい、浪人。
思春期にこれはどう考えてもきつい。
少し荒れることはあったけど、息子ちゃんが道を外さなかったのは、やっぱりパパの愛だなぁ、と。
ウチも2歳の時から母子家庭ですが、片親家庭独特の(特に一人っ子の場合の)息詰まり感がよくわかり、共感。
イノッチパパはよくがんばった。
バンド仲間もかっこいい。曲もいい。
こうやって、何気ない日常の積み重ねで
親も子供も成長していくんだなぁ…と思ったのでした。
お弁当は、愛です。
じんわりと、家族愛を感じるいい映画です。
イノッチが実生活でいいパパだから、その雰囲気が出てますね。
やっぱり父親をちゃんとしてる人は、ふんわりと包容力がありますね。
コメントする