羅小黒戦記(ロシャオヘイセンキ) ぼくが選ぶ未来のレビュー・感想・評価
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このままでは日本アニメはアメ車と同じ運命かも〜
《お知らせ》
「星のナターシャ」です。
うっかり、自分のアカウントにログインできない状態にしていまいました。(バカ)
前のアカウントの削除や取り消しもできないので、
これからは「星のナターシャnova」
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超可愛い主人公に一瞬で物語世界に引き込まれます。
アニメの技法そのものに私はそれほど詳しくは無いけど
日本アニメ的な文法が踏襲された中国製の本作、
「中国が舞台の日本アニメだよ」と言われれば
多分なんの違和感も無く信じてしまうと思います。
ストーリーは.
自然の具現化としての超能力を持つ妖精と人間の共生のお話。
人間の開発により居場所を奪われた猫の妖精、
羅小黒(ロシャオ)は強い能力を持つ妖精のフーシーや
その仲間と出会い
、更には人間でありながら
妖精を凌駕する能力を持つムゲンとも出会うことで、
人間と妖精の戦いに巻き込まれてしまう。
羅小黒(ロシャオ)はどのような生き方を選ぶのか?
ストーリー自体はそれ程珍しい話では無いけれど
異質な者同士がお互いをより深く知って行くことで
物事の見方がだんだんに変化して行く過程が
とても丁寧に描かれていて、観ていて飽きません。
スピード感溢れる戦闘シーンの展開と対照的に
主人公二人の旅のシーンは静かな流れでありながら
シンプルで丁寧な動きによるちょっとしたコントの様な可笑しみの
積み重ねによって心の距離が少しづつ縮まって行く様子が伝わる。
中国アニメ、恐るべし!!絶対お勧めです。
で、月に8回ほど映画館に通う
中途半端な映画好きとしては
いつも映画選びの参考にしている
TBSラジオ「アフター6ジャンクション」の中で
日本の神アニメーター井上俊之氏がこのアニメを観て
「各シーンの個々のアニメーターによる癖や画力の差が
殆ど観られない」
「戦闘シーンのスピード感も見事だけれど
難しいゆっくりした動きにも齟齬が見られない」
等々大絶賛されているのです。
日本アニメは例えば今、大ヒット中の「鬼滅の刃」も
原作物なので収益の大半は原作者や出版社のもので
システム上、個々のアニメーターに
破格の報酬がある訳では無い。
と、井上俊之氏は証言されていました。
中国が本気で予算を投じ、または投資を募って
オリジナル作品を作るようになれば
日本の10倍以上の人口がいるのですよ!
日本に1人しかいない天才が
単純に10人以上はいるかもしれない。
日本アニメ界は個々のアニメーターの
利益を度返しした頑張りによって今の地位にあるのであって
このまま過去の栄光に胡座をかいて、国なり業界が
アニメーターに潤沢な資金が行き渡らないままで放置すれば
下手をすると
日本のアニメはアメ車の様な運命を辿ってしまうのでは〜〜
〜昔はカッコ良かったけど〜〜
今回、日本語吹き替えの声優陣のなんと豪華なこと!
中国語字幕版は観てないけど
流石のメンバーでおそらくとても観やすくなっているはずです!
ぜひ!劇場で!!
表面をなぞるだけでは本当の良さは理解できない
超遅ればせながら、ようやく観に行きました。評判がすこぶる良かったので期待していたのですが、その期待をはるかに上回る出来の良さ、素晴らしい作品でした。
ここのレビューを見ても、おおむね好意的で高評価が高く、共感できる指摘も多い。一方で、「ジブリや日本アニメのパクリ」「自然との共生の困難さといったストーリーも既視感があり、ありきたり」といった意見も散見される。
日本アニメに親しんだ人がそう感じるのは確かにわかるし、事実私もそう思う面はある。
けれども、この作品を讃えるべき点は、表面上のストーリーやアクションシーンのみにあるわけではないと見る。
「羅小黒戦記」の最大の素晴らしさは、主人公・小黒が他者との触れ合いを通じて、信頼や友情を育み、成長をしていく過程を、驚くほど丁寧に描き切った点にある。
特筆すべきは、ムゲンを敵視していた小黒と、小黒を救いたい気持ちを胸に秘めるムゲンとの、些細なやりとりのひとつひとつ。表情の付け方や変化、ちょっとした仕草、それらのどれもが手を抜くことなく、繊細かつ、わかりやすく描写されているのだ。
この地味な芝居や描写の積み重ねがあったからこそ、小黒とムゲンとの間に友情や親愛が生まれることに必然性と説得力が増してくる。結果、あのラストシーンのとめどない感動につながってくるのだ。
言ってしまえば、ラストで小黒がどんな選択をしようが、ムゲンがどんなセリフを言おうが、そこで観客が感動するのは、もう決まっていたのである。ふたりの間に揺るぎない愛情が育っていたことを、観る人はみな、十二分にわからされていたのだから。
ストーリーが奇抜だったり、バトルシーンが凄かったりするだけでは、人はなかなか感動しない。やはり人は、「人の気持ち」に心を動かされる。
その「人の気持ちと心の動き」をアニメーションで描き切ることに、見事に成功したのが「羅小黒戦記」であり、この作品をもっとも評価すべき点はここにあるのだ。
金をかけた派手なバトルや奇抜な設定で驚かせるのではなく、人間を丁寧に描いて感動を呼び起こすアニメを、たった50人のスタッフで完成させたことに驚きを禁じ得ない。物語の本質を理解し、それを効果的に描写できる力量を持った、若いクリエイターが中国にたくさん出現しているという実態に対しても。
日本のアニメ業界もうかうかしていられませんね。同時に、こういう作品を見せられると、日本と中国も、どうにかわかり合えないものかと願わずにはいられませんでした。
本当の“善悪”とは。考えさせられる、人間と妖精の共存。
【賛否両論チェック】
賛:人間と妖精の共存や対立を通して、真の“善悪”について、改めて感じさせられる部分が多い。
否:能力の説明や境界の話等、少し難しい内容が多い。画の雰囲気も、割と好き嫌いが分かれそうなところ。
人間から逃げてばかりで、ひっそりと生きてきたシャオヘイと、人間でありながら、妖精との共存を模索しているムゲン、そして人間を敵視し、妖精が安心して生きられるよう夢見るフーシー。そんなシャオヘイやムゲン、フーシー達の姿を通して考えさせられるのは、本当の“善悪”の在るべき姿です。
仮に人間にとって良いことでも、それを他の生き物から見た時に、決して良いことではなかったりするように、物事は良い面ばかりでもなく、逆に悪い面ばかりでもないという、半ば当たり前のことを改めて痛感させられるようなお話です。
妖精の能力の説明や、人間と妖精の境界の話等々、要所要所で小難しい内容が多いのが難点ではありますが、意外と色々なことを考えさせられる作品でもありますので、気になった方は是非。
初めて他人に勧めたいと思うほどに惹かれました。
中国映画多分初めて観たけど映像美。初期gblに近くて個人的にはそれ以上に好きな雰囲気だった。
自然の描写(雲が特に好きだった)と、巨大生物の感じ好きでした、あの一枚板の液晶にそんなに奥行き創れるの?ってくらい美しさで衝撃だった。取り込まれた、感銘ってこういうことなんだ…
各キャラビジュの個性的で可愛い感じとか、シャオヘイの猫顔表情が堪らない~、、
すっきり流し観じゃなくてちゃんと考えられるストーリーだったのも良かったです。
戦闘シーンもbgmまで贅沢で、何より建物の描写。めちゃくちゃ性癖。すごいぱちっとハマった。
アニメーション(特に戦闘)の動き方の少しはっきりしない感じがすごく好みでした。
癒しも笑いも可愛さも迫力も感動も期待も恐怖も詰まってて何処を取っても好きだった(T-T)
個人的には2020年No.1
やたらと評判が良かったので観てみたら、なるほどこれは凄まじい。わかりやすいけれど考えさせられるストーリー、圧倒的なアクションシーン、小黒の愛らしさ。1回観ただけでもかなり満足だったのですが、ちょいちょい「?」となる部分をネットで情報を集めて再度観てから「あ〜!」となるのを繰り返し、もう10回くらい観てしまいました。でも観れば観るほど涙が出るポイントが増えていくので、毎度ハンカチ必須です。
円盤化を心より望みます。
見るべき点はあるが、全体的に説得力の弱さが散見される
フーシーと館との葛藤が収束する地点はなかなかに考えさせられるものがある。
人に混じって暮らしている妖精はたくさんいる。それを楽しんでいる妖精もいる。人は妖精を妖精とは気づかないが、それでも妖精とともに生きていて普通に社会が回っている。多文化共生。しかしそれに合流しないマイノリティは「バカだな、材木にされるだけだ」「公園になるかもしれんぞ、有料のな」、つまりマイノリティの道具に堕する…?
ここを多文化共生の問題点の自覚だとするとなかなかにパンチの効いた社会批評だと評することができるだろう。逆に多文化共生への素直な肯定だとすると、一転、マイノリティの否定とマジョリティの礼賛というキナ臭い話に…。
内容をよく覚えているわけではないが、このあたりはかなり印象的なシーンだと感じた。
以下雑感。
魔法について。
魔法とか属性とかが悪いわけではないが、しかしそこには心理的な意味づけやストーリーにとって不可欠な要素であるという理由付けが必要だろう。
空間属性、氷属性、木属性、火属性・・・。しかしなぜそれなのかという理由が感じられなかった。有り体だが、例えば空間属性は心のあり方、氷や木は水資源問題や森林問題、火は文明や産業、などとリアルな要素との結びつきがあれば入っていきやすい。作品に環境問題への意識があるのだからそう無理な注文でもないはず。そういった意味づけなしに属性とか言われるとアニメやゲームから遠ざかっている大人は置いてけぼりを食らってしまう。
今思えばフーシーの強奪魔法に関してはそれなりに意味を感じられる気はする。
フーシーはどうも三下を操ってシャオヘイの救出を偽装したり、館の宝物を強奪したり、シャオヘイの能力を強奪したりと、よく考えると相当の悪党で、逆に言えば魅力的なキャラだ。もう少し掘り下げてほしかった。「昔はまだしも人間と共存できたが、こと今日に至ってはもはや限界だ」だけでは動機としていささか単純ではないかと感じる。
フーシーとその仲間との関係が示されないのも不満の一つ。彼らはいかに生き、出会い、志や友情や利害をともにしたのか。
その仲間にしても、なぜロジュはああもシャオヘイに肩入れするのかが理解できない。ムゲンの言葉ではないがたまたまわずかばかり時を同じくしただけではないか。絆の描写にもう少し味付けが必要ではなかろうか。
ロジュがあんなに必死にフーシーを止めようとするのはフーシーと思想を異にするからに違いないし、そのような思想を抱くのは彼の生い立ちがフーシーのそれとは類似しないためであるはずだが、そういった彼の事情が開陳されることはなく、そのあたりも物足りなさの原因の一つになっている。
ムゲンに関しては、「人間のくせに強すぎる」。
ということは妖精は単体では人間を遥かに凌ぐ存在であるわけだ。妖精を自然の寓意だとすると納得できる話だ。そこへ強大となった人間(ここではムゲンだが)が妖精(=自然)との葛藤を処理していく。そこには「嫌われている」にとどまらない複雑な思いが存在するはず。そのあたりの説明力が弱いような気がした。
宇多丸師匠に感謝
アニメは積極的に鑑賞しないのと、このキャラクターデザインだったので完全にスルーしていました。
しかし「宇多丸師匠」も取り上げていた事を知り、雪にもめげずに急遽鑑賞‼️
「中国アニメ」、なんか凄いことになってます。言葉で表現しづらいのですが、特に後半のアクションシーンは圧巻でした。ストーリーは、人間による自然破壊、居場所を失う妖精。
アニメ表現は、実写のアクションシーンなどにも影響してくる事を考えると、近い将来の「中国映画」は期待大です。
宇多丸師匠の音声解説はコチラの2本です。
①ラジオクラウド「アフター6ジャンクション」11.03 特集:鬼滅もいいけどロシャオもね!『羅小黒戦記 僕が選ぶ未来』 総力特集
②Sportify 別冊アフター6ジャンクション#33 中国アニメ大作『羅小黒戦記 ぼくが選ぶ未来』のここがスゴい!神アニメーター・井上俊之の分析~完全版~
導入で感情移入できない
とにかく見せたいシーンを入れました、というような映画でつぎはぎ感が強いです。
特に導入に関しては無意味にシーンが切り替わるため、まず主人公への感情移入ができませんでした。
魅せるシーンはそれなりにありますが、ごちゃごちゃしている割にはそこは手を抜くのかという場面も多く粗が気になります。
絵柄は人を選ぶでしょう。
キャラは女性が好むと思います。
全体的に線が太く、背景も粗いですが3Dにはやたらとお金をかけてます。
ただし、かけてる額が違うこともありクオリティは鬼滅の方が比べるべくもなく上です。
途中途中に入るコメディ要素はツッコミのポイントがズレてます。
ストーリーに関しては最後は綺麗にまとまるので比較的万人受けだと思いますが、途中は中弛みします。
完成度として見るなら日本アニメの方がまだまだ数段上です。
大きく多くの涙
あけましておめでとうございます!
新年一発目&記念すべきレビュー200個目は「ロシャオヘイセンキ」です
話題になり、評価も高いので公開からかなり遅れたが鑑賞。前情報はほぼなしです
これは面白い!中国で大ヒットする理由も分かる!
「薬の神じゃない!」でもそうでしたが、中国映画はかなり質が高い。もっと見てみることにします
森で楽しい日々を送っていた猫の妖精シャオヘイはある日、人間によって森が破壊され暮らす場所を失い、人間に対して嫌悪感を抱くようになる。
とにかく、シャオヘイが可愛過ぎる。
少しふっくらとした腕ときょとんとした表情、美味しいものを食べるとキラキラと光らせる目が愛おしい。何故グッツが売ってない!?シャオヘイ人形欲しいんですけど
リアルではないのだが、アニメの良さをふんだんに発揮しているというかとても見ていて心地がいい。個人的には日本のリアルに近いアニメよりも今作のような水彩画っぽいアニメが好きです
ラストが非常にいい。
テンポがよく迫力もある。
どちらの気持ちも分かる。自分の為に他を犠牲にするのか、他者を傷付けないようにするのか。
前者は最もらしい意見な気がするが身勝手すぎるし、後者は理想的だが綺麗事に聞こえる。
かなり考えさせられるいい内容だった
ただ、前半は少々眠たくなる。
別に面白くない訳では無いのだが、物足りないなと思ってしまった。後、名前が聞き取れない。今、誰を呼んだの?と。
素晴らしい映画でした。
涙の違いが想いの強さを物語る。上手いなぁ
新年一発目、好調スタート!
お金と時間をかけた自主作品みたい。
アクションシーンのカメラワーク
いろんなアニメの真似の域を脱していない
吹替版を視聴。結構人が入っていてびっくり。女性客が多かった。
人間に追われていた猫の妖精ロシャオヘイは妖精フーシーに拾われる。そこに人間ムゲンが現れ、ロシャオヘイは連れさられる。ムゲンと行動を共にするうち、フーシーの人間に対する考えが変化していく・・・。
この映画を楽しめるかどうかの境目は、普段いわゆるオタク向けの深夜アニメを観ているかどうかではないだろうか。ロシャオヘイやムゲンといった主要キャラは魔法的力を使う。それも金属性、木属性、空間属性だのといった、いかにも能力者系アニメに出てきそうな設定。深夜アニメに親しんでない私にはちょっときつかった。
また、これまた深夜アニメ的なギャグが頻発。げんこつされてたんこぶができたり、萌え系ちびキャラが「空間属性うぜえ~!」と言ったり。劇場ではクスリとも笑いが起きなかったことを付け加えておく。
ストーリーの軸は、環境を破壊する人間と対立する妖精、一方、人間との共存を目指す妖精もいて・・・というジブリ的展開。そう、いろんなアニメの真似の域を脱していない。
いいところは、背景がきれいでジブリ的だったところ、ロシャオヘイがかわいいところ。あと、現代中国で人間に混じって妖精が暮らしているというのも面白い設定だと思った。ストーリーも王道といえば王道。
悪いところは、頻繁に繰り返されるギャグ(観てられないレベル!)、生きてる感じがしないキャラの描き方、独創性のなさ。人間も、ムゲン以外はほとんどモブでしかなく、ストーリーが妖精の内輪だけで展開されてしまう。
ただフォローしておくと、悪意をもったパクリという感じはしなかった。製作者は日本製アニメが好きなんだろう、多分。だから同じ趣味の人は楽しめるかもしれない。しかし、ファンだからといって、あるいはファンだとなおさら、外部の一般人を楽しませるのは難しいのかもしれない。
中国ということもありお金もあるだろうし、今後独自の世界観を生み出せたらとんでもないものが作れるかもしれない。そういう期待はあるが、本作はつまらなかった。
古今東西の名作群への限りないオマージュで師弟愛を包むアニメ版『ドランクモンキー 酔拳』
舞台は現代の中国なるもそこは妖精と人間が共存する世界。人間達による乱開発で住み慣れた森を追われた妖精シャオヘイは黒猫の姿で都会の片隅で暮らしていた。ある夜路地裏で不良少年達に襲われたところを見知らぬ妖精フーシーに助けられたシャオヘイは誘われるままに人間達に忘れ去られた森でフーシーの仲間達と暮らし始めるがそんな平和な暮らしも束の間、突然現れた謎の男ムゲンにシャオヘイはさらわれてしまう。フーシーらは手分けして二人の行方を追うが・・・。
結論、これは魂が震えるくらいの傑作です。
個人的には妖精と人間の共存というのは一番苦手な世界観なんですが、この構図はダイバーシティの現況そのもの。お互いを尊重し認め合うのか、どちらかが肩身の狭い思いを受け入れるのか、はたまた血で血を洗う憎しみの連鎖を繰り返すのか、それは『X-MEN』シリーズのテーマであり、昨年鑑賞した『プロメア』でも問われていた命題。フーシーとシャオヘイの交流でそこをしっかり押さえられればあとはとにかく繰り広げられる映像に身を委ねるのみ。下地はそんなグローバルスタンダードですがそこは中華アニメ、もちろん背景に濃厚に滲んでいるのは古き良き武侠片への憧憬とジャッキー・チェンが『ドランクモンキー 酔拳』で確立したベタなギャグを矢継ぎ早に繰り出すクンフーコメディへのリスペクト、要するにシャオヘイとはジャッキーが演じた若き日の黄飛鴻へのオマージュそのもの。そしてフラッシュバックでたびたび挿入されるのは宮崎駿作品からの引用。シャオヘイが食事を貪り食う様はカリオストロ城からボロボロになって脱出したルパンの食事と同じテンションなのでニヤニヤしてしまいます。そんなノンビリした中盤から一転して繰り出されるのは『スーパーマン』から『ドラゴンボール』に受け継がれ『マトリックス』、『クロニクル』といった作品に通底する異能の者達が都市を破壊しながら繰り広げるスピーディな格闘。ここにもクンフースパイスが十二分に効いているので静と動の間を優雅に駆け回るアクションシーンは垂涎モノ。そして満を辞してブチ込まれるのは当然大友克洋テイスト。『AKIRA』オマージュが盛大に振る舞われるクライマックスでは細井守作品で多用される音声の遮断による浮遊感も絶妙なタイミングで挿入され没入感をとにかく煽ります。要するに日本のアニメから洋画までエポックメイキングな名作群の要素をこれでもかとコラージュした豪華絢爛な作品。しかしそれが一切押しつけがましくないのは余りにもキュートなシャオヘイと、ムゲン、フーシー他の異能の者達の美しい佇まいによるもの。クールジャパンとかジャパニメーションといった自賛を瞬く間に滑稽な文字列に貶めた圧倒的な力作で、シャオヘイが放つ最後に振り絞る一言で涙腺が決壊しました。またとんでもない傑作を観てしまいました。
やっぱり口コミで評判が広がってロングランする作品というのは破壊力が桁違い。これはどんなに宣伝費をかけても代替することの出来ない効果。こういう作品が映画史にくっきりとその名を刻んで欲しいと思います。
綺麗、よく動く、あともう少し。
絵がふしぎ
高機能折り畳み式幸せな終わり 中国製
師匠と弟子になる話
もっと早く観れば良かった
来週で公開終了してしまうので予備知識無しでなんとなく観に行った。
え、めちゃ面白いんですけど。
ジブリと他のアニメの要素は満載な感じだけどそんなに抵抗もなかった。
ギャグっぽいところも違和感なくクスリとさせられ、アクションシーンもスピード感満載で、背景のビル群の画が専門学校生が作成したような違和感はあり、妖精達がスマホ持っている設定とかもどういう事?て引っかかったけどいつの間にか受け入れていたし、何よりもシャオヘイが可愛い。
全てシャオヘイで許される。
猫好きには最初の逃げ惑うシーンとか、もう心わしづかみにされているのでその後の「ん?」と思えることも全て受け入れられる。
結構グスグスと泣いている音も劇場内では聞こえてきて心温まる感じが良かった。
もう一回くらい観に行きたい。
もっと早く観とけば良かったな。
全156件中、21~40件目を表示