「現代ヤマトの再定義」「宇宙戦艦ヤマト」という時代 西暦2202年の選択 mkさんの映画レビュー(感想・評価)
現代ヤマトの再定義
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1974年の初代ヤマトからずっとヤマトを観ていますが、新作がどうしたって時代とずれてくる部分を、本作で再定義しようとしたのかな、と感じました。
戦争の記憶が新しかった1974年と、戦争よりテロや新型疫病に震える今の時代の差をふまえて、ヤマトの話をとらえ直してる感じ。
「2199」「2202」全52話(+星巡る方舟)という膨大なリメイクヤマトの総集編という位置付けですが、ヤマトの知恵袋である真田に語らせることで非常に分かりやすくまとまっています。ラストの演説も戦争が無くても苦悩する我々の希望とは?を語ってるような気がします。
あと、膨大な映像が切れ間なくストーリーに載ってくるのに、そんなに疲れないし、しっかりヤマトならではの感情の揺さぶりも持つことができました。これは、シンゴジラで最優秀編集賞を受賞されてる佐藤敦紀さんが、大いに手腕を発揮された結果かなと思います。
秋には最新作の2205も公開されるようで、本作の上映後に2205の特報が流れますが、いろいろビックリします。どんなヤマトになるのか、いまから楽しみです。
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