「Redeem yourself.....内容とこの映画の題名を含めて」スピード・スクワッド ひき逃げ専門捜査班 Naakiさんの映画レビュー(感想・評価)
Redeem yourself.....内容とこの映画の題名を含めて
多くの映画やテレビドラマを配信している”SHOWBOX Co.、Ltd. ”のロゴや制作紹介が終わり、すぐにドラマがスタートする。最高のマシーン・最高のレイサーを求める場で何か裏取引を思わせるシーンが描かれている。その内容は、今の段階では、はっきりとは分からない。そして、オープニング・クレジットが始まり、いきなり猛スピードで走る車があり、その上スクリーンをいくつものマルチウィンドウで分割している映像。否が応でも躍動感やスピーディ感あふれる映像が提供されているのが見てとれるし、肌で感じることができる。しかし、あくまでも個人的意見として……この映像は何かが”違う”。はっきりとは言えないが、何か泥臭くささを感じる。そのことが原因からか映画自体を楽しめないでいるので、レビューは当てにならないと言える。言い訳か?言い訳するぐらいなら、書くなってか?
警察庁長官の金にまつわる裏取引の機密について調査をしていた二人の女性調査官であるユン・ジヒョンと今年拝見するのが二度目となるコン・ヒョジン演じる主人公のウン・シヨン。その暗部を解決する志は、”Korea's rotten to hell.”と言わしめるほど気高く見えていたが...!?
内部調査官の任を解かれ、シヨンが次に配属されたひき逃げ専門捜査班は課長から新人さんまで個性あふれる方々で、その中で、もう一人の主人公であるソン・ミンジェ。そのミンジェを演じているのが、今年三本目のご登場となるリュ・ジュンヨル。あくまでも個人的なこととして。その特異体質である脳の中で事故を再現できる人間シミュレーターの才能が映画の冒頭で出てくるが...時間と人手がないと理由からか? 本当にできるのか? 自動車事故の検証は地道なものと聞いていたが? 映画を楽しめない奴の意見でした。
韓国コングロマリットの長が、ひき逃げ犯って? いくら元F-1レイサーで車を運転することで血が騒ぐからって公道で人をひき逃げして、警察の長官がそれをもみ消すストーリーって成立するのですか?
結局は、内部調査官時代、ジヨンの直属の上司であった高潔なユン・ジヒョンでも権力という魔力に負けてしまうステレオタイプの物語となっている。
If we can get people higher up then
do his sins dissolve?
Do you remember what you said?
"Do not become a monster to catch a monster."
I will not become one.
この映画はカーチェイスを扱ったアクション映画なのにストーリー自体がもたつき、ストレートに描き切れていないのでカーチェイスを特化したいい部分が色あせて楽しめないように感じる。上から目線すぎる意見として...
ただし、そんな中でもラストの躍動感とスピード感あふれるミジョン捜査官とジェチョルとの壮絶でし烈な爆走は、見逃してはいけない場面となっているのは確かなこと。そのジェチョルを演じているチョ・ジョンソクは個人的に今年に入ってから二本目のご登場となっているので、2019年の韓国映画を支えたといってもよい三人さんが出演されている映画であり、今年最後のアクション映画として見逃すわけにはいかないかもしれない。
ただし、チョ・ジョンソクのファンには怒られるかもしれないが、前回見る機会があった映画「EXIT(2019)」の時と比べると体全体が別人のように変わっていたのが、気にかかる。