「お酒にお強いドイツ人」ブレイム・ゲーム Bacchusさんの映画レビュー(感想・評価)
お酒にお強いドイツ人
ドイツ連邦情報局BND職員の主人公がテロによって殺された記者の彼女の死の真相を追う話。
序盤の通訳なのにの印象から、ちょっと軽い感じの作風かなと思ったら、以降はシリアス一辺倒で、どちらかというと陰な空気感。
諜報員と記者という周囲に知られてはいけない関係性の彼女が、何を思ったのか記者会見後の主人公に接近し相談ごとという流れからテロに巻き込まれて死亡するが、相談しようとしていたことや撃たれ方から疑念を抱くというストーリー。
説明が余りなく何でその行動?というシーンがチラホラ、その割にみえてくると真相へのヒントの数々が、かなり唐突だったり呆気なかったり安っぽかったり。
ストーリーそのものは面白いのだけれど、脚本はイマイチだし演出もお上手じゃないみたいで、シリアスなサスペンスなのに考えちゃいけないという…。
最後に一捻りというか、もう一声はあったけど、それって知ってる人いっぱいいるし、みんな死んだならまだしもホントに大丈夫?
そういうのに憧れて、頑張ってつくったデビュー作という仕上がりじゃないかな。
コメントする