「何人?白人!」エスケープ ナチスからの逃亡 マサシさんの映画レビュー(感想・評価)
何人?白人!
ノルウェーはナチスに侵略されたと言うが、ユダヤ人に対する排斥は元々あった。しかし、それはノルウェーだけで無く、フランスにもあった。そして、彼女がエスケープしようとしたスウェーデンにも根強くあった。スウェーデンとかスイスとか永世中立国と美辞麗句で飾り立てるが、言い換えれば、ナチスも受け入れると言うことだと思う。ユダヤ人に対する排斥はフランスはもとよりイギリスやアメリカだってあったのだ。勿論、ロシアやウクライナだってあった。コサックをウクライナの独立の象徴と飾り立てるが、コサックはナチスに協力して、ユダヤ人をホロコーストした歴史もあると言うことだ。それを忘れては行けない。但し、だから今のウクライナはロシアに侵略されて当たり前と言うのでは無い。
そのことをこの映画はラストで象徴的に描いている。ドイツと関係を持った女性はフランスでも、ロシアでも、差別された。たとえ純愛であっても。
追伸
あの教育先進国と言われるフィンランドはナチスと一緒にロシアを侵略している。要はフィンランドの権力者の仕業だと言うことだ。
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