劇場公開日 2020年7月4日

  • 予告編を見る

「よく分からなかった。」もち 猫の又三郎さんの映画レビュー(感想・評価)

3.0よく分からなかった。

2020年8月3日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

「もち」のタイトルに誘われて、この映画を見ましたが何を表現したいのかわかりませんでした。
東北の厳しい冬の中で暮らす、家族と自然の詩情豊かな生活、おじいさんの人生に餅つきをからめているのか、あるいは女の子のちょっとした恋心を映画にしたいのだかわかりませんが、内容を盛り込みすぎです。
 その結果、映画全体がボケているように感じました。おじいさんがもちをついている時に
幽玄な別の世界に入っているような映像が欲しかったです。
(雪の中で、女の子がもちをつくおじいさんの横で半裸もしくは死んだはずのおばあさんが少女に生まれ変わって舞い踊っているようなシーンはどうでしょうか?)
・・・それから、餅つきのやり方が雑すぎます。餅を搗く前に、まず杵でこねます。そして
女の子の合いの手が映画ではただ餅の上に乗せているだけに見えます。「もち」の映画なんですからしっかりと餅をかえして(少しずつひっくり返す)ください。
餅をつく音も変です。(建設現場の音みたいです。) ぺったん、ぺったんとやさしい音を聞きたいものです。

猫の又三郎