「産まれた時から哲学者」マロナの幻想的な物語り bloodtrailさんの映画レビュー(感想・評価)
産まれた時から哲学者
現代アート+哲学ですもん。犬目線で人間社会を風刺的にチクりと刺しますが、これが切なさのツボを突くと言う、記憶に無い体験でした。
人と一緒でなければ生きられない犬。人の身勝手さや優しさ。ただ、それだけの紙芝居は現代アートとフランス的哲学の大道芸。イシュトヴァンパートの夜の公園や、ソランジュパートの天国への螺旋階段とか、最高に素敵。
のんの淡々としたテンションの吹き替えが、この世界観にドンハマりで、魅力的でした。
切なくて綺麗だった。とっても。
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