「わんこのキラキラな瞳」マロナの幻想的な物語り ぷにゃぷにゃさんの映画レビュー(感想・評価)
わんこのキラキラな瞳
カラフルでイラストっぽい絵に騙されてはいけない。実はえらくリアルでシニカルな作品。なので、見終わってじわじわと効いてきて、思い出すと泣けてくる。
犬の笑顔、困り顔、諦めた顔、人を見上げる瞳、期待する表情など、犬の仕草や行動をよく描いている。それに、実写だと犬に負担がかかるからアニメにした可能性もある。でも、実写じゃない方がかえって伝わる気がする。スタッフはきっと犬を大好きな人ばかりで、悲しい境遇の犬を減らしたいのかも。「犬を幸せにしてえええ」という叫びが聞こえる。
はっきり言って、この映画に出てくる人間は、ダメな人ばかり。経済的にも精神的にも余裕がないのに、安易に犬を受け入れてしまう。で、結局飼育崩壊。日本中、世界中に、マロナのような犬がいる。目の前の人を100%信じて、裏切られても恨むこともしない。ひたすら待って、少しでも振り返ってもらえば、全身で喜ぶ。犬でも猫でも小鳥でも、みんな安心して暮らしたいし、幸せになりたいと願っている。どうかその願いが叶いますように…。
商業的な作品ではないので、上映館も多くないし、上映期間も短いと思うが、なるべく多くの方に見ていただきたい。
ぷにゃぷにゃさん
哀しい話ですが、確かにペットは動物を交配し人間が作り出した生き物なので、人間と暮らすしか生きる術がないですものね。
ぷにゃぷにゃさんの仰る通り、飼い主がどれほど真に愛せたか、で犠牲が犠牲でなくなるのかも知れません。
ぷにゃぷにゃさん
深く沁みた…のですね。
動物達の無垢な眼差しや振る舞いに、心が癒されますよね。その癒しが、動物達の何らかの犠牲(束縛も含む)の上に成り立っている事に改めて気付かされる作品でもありました。
ぷにゃぷにゃさん
ペット達がどんな思いで飼い主達を見ているのか、リアルに描かれていましたね。
飼い主が喜ぶ顔を見たくて、放たれたボールを拾ってくる、そうなのかも知れませんね。
美しい個性的な映像も印象的で、マロナの愛らしい表情と動きもリアルでした。
ぷにゃぷにゃさん
「ロング・ウェイ・ノース〜」へのコメントを有難うございます。
私も危うく見逃すところでしたが、朝刊のテレビ欄で 👀‼︎ でした。
再放送されるといいですね。
センスのいい色彩が印象的な作品でした。この作品も同じ日に放送しており、録画しました ☺️