「やられた。定番をぶっ壊した痛快作」ナイブズ・アウト 名探偵と刃の館の秘密 じょぉさんの映画レビュー(感想・評価)
やられた。定番をぶっ壊した痛快作
最高のミステリー。
定番をぶっ壊した痛快作!
名探偵がさっそうと登場しない。
いつの間にかひっそりそこにいる!
なんと、殺人の種明かしが中盤に!
ほんとにあの人が犯人なのか!?ヤキモキヤキモキ
ゲロゲロゲロ
嘘をつくと吐いてしまう可憐な看護師が、事件の中心!!
正直、犯人は、まさかの看護師(アナ・デ・アルマス最高)か、なかなか登場しないドラ息子(やたらセーター姿が話題のクリス・エバンス)なのではと思っていたら、中盤で殺人の顛末を早々に披露!
あれあれと思っていつつ、怒涛の展開。
個人的に一番ツボだったのは、(笑いどころはいくつもあったけど)
事件の種明かしをしようって緊迫の中、探偵が刑事を呼んだだけなのに、可憐な看護師が「彼が犯人??」と大ボケをかます。
未だかつてこんな三文劇のようなボケ、ありましたか!?
家族全員怪しいというミステリーの中、定番を裏切るプロットが痛快。
かといって気をてらいすぎてるわけではない。
うっかりしてると置いてけぼりにされる、物語から振り落とされそうになる爽快感。
各キャストも個性的で、素晴らしい。
探偵役のダニエル・クレイグが、いい。
ちょっと前に出たローガン・ラッキーでも楽しそうにコメディックに演じていたけど、
今回は、その中間?
というか、名探偵なのかポンコツなのか最後までわからない。
靴についてた小さな血痕を見逃してなかったんだから、名探偵だね。
ちょっと惜しいのが、撮影。
狙いなんだろうけど、ちょっとスモーク炊くとか、せっかくだからもうちょっと華麗にして欲しかった。