「【飛び交う言葉の刃 試される人間の善性。ミステリー王道要素をしっかり織り込みながらもコミカル要素も絡ませた新たなる推理映画の誕生。】」ナイブズ・アウト 名探偵と刃の館の秘密 NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【飛び交う言葉の刃 試される人間の善性。ミステリー王道要素をしっかり織り込みながらもコミカル要素も絡ませた新たなる推理映画の誕生。】
クリックして本文を読む
冒頭のあるモノにフォーカスしていくシーンとそのモノに書かれている文字。(そして、その文字の意味が字幕で流れる・・。)
豪華絢爛な役者達の演技を堪能するも良し。
(それにしても、皆、一癖ありそうな役を嬉しそうに演じている。とりわけ、マイケル・シャノン、トニ・コレットは安定した”胡散臭さ”である。ダニエル・クレイグの探偵ぶりも良く、007役からの脱却もしくは両立も期待したい出来である。)
本格的な推理劇に集中するも良し。
(今やこの分野の映画は、絶滅危惧種なので、嬉しい。)
"生ける嘘発見器"という斬新なアイディアも実に効果的に使われており、良い。
ー 冒頭のシーンとラストショットの見事な繋がり。ー
マルタ(アナ・デ・アルマス)が冒頭のあるモノを手にしながら、故ハーラン・スロンビー(クリストファー・ブラナー:良いなあ、良い。)に纏わりついていた人々を見下ろすシーンと彼女を見上げる人々の姿。
見事なラストシーンである。
やれば出来る男ではないか、ライアン・ジョンソン監督。(オリジナル脚本だそうである。)
<今作の面白さを堪能した後に思った事:アナ・デ・アルマスの更なる活躍と、”ブラン探偵”のシリーズ化を心から期待したい。>
コメントする