「Untether yourself - Dad. キャッチーな言葉。」ナイブズ・アウト 名探偵と刃の館の秘密 NaakiⅡさんの映画レビュー(感想・評価)
Untether yourself - Dad. キャッチーな言葉。
MY HOUSE
MY RULES
MY COFFEE‼
2019年度の優れた映画のトップテンと勘違いし鑑賞。本当は、映画音楽だったのだけれども良い間違い方をしたと見終わって思っている。
前半は、家長であるハーラン・スロンビーが誕生日の次の日、死体で発見され、当事者の尋問を警察とダニエル・クレイグ演じる謎の人物に雇われた私立探偵のブノワ・ブランが協力して死の真相を暴いていく、フーダニット・サスペンス映画と言える。
その中で、役者ぞろいの設定に加え、この事件の中心的存在の若き移民の働き者のナースのマルタ・カブレラ役を「007 ノー・タイム・トゥ・ダイ」にも出演しているアナ・デ・アルマスが演じていて彼女自身もキューバからの移民であるのは有名。この映画の中で唯一嘘がつけない設定となっている。
Unless you decide.
You're not gonna give up the money.
You've come this far!
Just one step further.
ダニエル・クレイグが出ているし、この映画の印象が最初もっと堅苦しいイメージがあったのだけれども実際は、推理小説オタクの刑事やブノワ・ブランという私立探偵も紋切り型の道理だけを推し進めていく人柄でないのでとても見やすくすっきりした映画と言う印象が強く残っている。
後半は、ブノワ・ブランの鮮やかな推理で真相を解明する一人芝居的な場面に展開していく。
You won not by playing the game Harlan's way,
but yours................
I have a feeling you'll follow your heart.
何故? 古風な書斎にオブジェがあるのか? ナースのマルタは何故嘘をつけないのか、もしついたらどうなるのか? ちょっと凝りすぎな演出が気になるところだけども...まッいいかな。
最後に映画音楽に関しては、ストーンズの ”Sweet Virginia” がエンドロール・クレジットで流れます。