「もやもや感が残った。」プリズン・サークル ちゆうさんの映画レビュー(感想・評価)
もやもや感が残った。
ここにいる受刑者たちはTCを受けることで
心の再生をしているように思え、従来の懲罰一辺倒ではなくなってきているのは非常に興味深く観ることができました。
が、と同時に彼らに危害を加えられた者たちやその家族の心のうちを考えると手放しでいいねとはいかないんじゃないのかな?
おれおれ詐欺の受け子みたいな受刑者はおそらく何十人というお年寄りのなけなしのお金を騙し取ったんだろうし、殺人を犯した人間がちゃんと生きたいと言ってる姿をみて遺族はどう思うのかなとか・・
罪を憎んで人を憎まずと言うが、人間はそう簡単に割りきれるものではない。
受刑者が立ち直り未来へ明るさを取り戻そうとする姿に感銘を覚えつつも、被害者たちの許されざる思いも同時に感じ入ってしまった次第です。
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