「ウクライナ兵の苦悩」アトランティス コージィ日本犬さんの映画レビュー(感想・評価)
ウクライナ兵の苦悩
PTSDに苦しむ主人公のセルヒーの姿が、悲惨すぎました。
戦時中は敵兵を殺して埋めていたであろうセルヒーが、(現実とは違い、予想される)戦後はその償いの気持ちなのか、掘り返して身元確認するボランティアに従事する。
日常生活には戻れず、射撃訓練をしないと眠ることも出来ず。
傭兵になることさえ模索するセルヒー。
作中のウクライナ人視点では、「ロシアはかつての強国ソ連に戻る夢のために、ウクライナを占領したかった」と指摘し、強烈に批判していたいました。
そりゃそうだろうと。
主人公の名は同監督の対となる別の作品『リフレクション』と同じ「セルヒー」でしたが、役者もキャラ設定も全く異なりました。
映画の中は終戦を迎えていますが、現実はいつ終わるかも分からず。
まじでロシア、信じがたい悪行ですわな。
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