ミセス・ノイズィのレビュー・感想・評価
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意外な拾い物。オススメ出来ます。
新宿で本日見ました。陰湿な題材で全く期待してなかったけど脚本も出演者も演出も全て良かった。舞台挨拶は無かったけど出口挨拶がありました。マジでオススメします。意外な展開も子役もそして終わり方も良かった。
こう言う経験をたまにできるから映画はやめられない。
応援したくなる作品でした。
サスペンスではないなー。
布団おばさんネタに惹かれて見に行ったら思いがけないひろいもの。人の生活はいろんな側面があっていろいろな見方があるんだなー、とあらためて考えさせられた。ラストも気持ち良くまとまって思わず泣けてしまいました。
イライラしてはならない。
篠原ゆき子の幸の薄い雰囲気と泣きの演技がとても好きでしかも主役ということで
それを目当てに観に行きました。
泣くシーンは沢山はありましたが特にラーメン屋でのシーンでは
顔が陰になって暗くてせっかくの表情が見えなかった。
こういう女性、実際にいそうだけど彼女の魅力はあまり引き出せてないような印象。
声は可愛いんだけど。惜しい。
一番印象に残ったのはキャバ嬢の女の子。こういう子いる。
自分が今住んでる所も隣のベランダからタバコの匂いはしてくるし(自分は吸わない)
夜中にイビキ(しかも過呼吸)は響いてくるし、夜中でも階段をバタバタ言わせて上がってくるし、
気にしだしたらイライラはする。だからと言ってベランダから顔を出して注意してはいけない。
決して覗いてはならない。大家さんか管理会社を通じて注意してもらうしかないのではあるが…
もっと笑いたかったし、もっとシリアスに考えさせられたかったし、
もっとウルっときたかった。惜しい。
浅はかな自分を戒める
モチーフとなった事件はもう15年も前だけど、SNSが凶器となることが認知されている今だからこそ、見ごたえがある珠玉の作品になっていると感じました。
自分を信じる強さは生きるために必要だけど、自分が間違っているかも知れないと疑い続けるバランス感覚はもっと必要だと考えさせられた。
自分のことだけしか考えていない、そして他人のことは表層しか見ていない、浅はかな自分を戒めるような映画でした。主演2人&オチビちゃんの演技は素晴らしかった。
こういう映画に、ちゃんとした興業成績を残してあげたいと切に思います。
(PS.今日見た回のラストで拍手をしていた観客がいて、すごく嬉しかった)
B級邦画のクィーンは新津ちせである。
いや、プリンセスか、子役だし。何れにしても、新海ジュニア、良い映画ばっかしだし、どの作品でも重要な立場の役どころだし、シッカリと役割を果たしているのが地味に偉いと思う。と言うか、また泣かされた、この子にw
実際に世間の注目を集めた例の件も、じつは布団オバさんの方が被害者だったって言うネタバレ話もありましたが。映画も、そのプロットをなぞりながら、更に脚色を加えていて面白かったです。
マスコミもクズだけど、野次馬的一般人の愚こそが最悪。物事は多面的に捉えて、立場を変えて見なければ事実は分からない。的な話ですが、そこはさらっと流して、家族を守るオバさんのカッコ良さで落としたところが好き。
洞口依子?何処に出てました???
あ。ん?え?お、大家さん?
違うかねぇ。妙に色っぽかったけど。
いや、久しぶりやなぁと思って。
接客を伴なう飲食店の女の子が、一番まともだったのも面白かったです。
良かった。結構。
それぞれの立場でのボタンの掛け違いを描いた秀作です。
ミセス・ノイズィ…この言葉にベランダで布団を叩く姿が映れば、もう殆どの人がアレを思い出す。
良いのか悪いのかは置いといて、インパクト抜群のあの事件。
アレをモチーフに描いた作品と言う事で野次馬根性気分で観賞しました。
で、感想はと言うと、思ってたのと全然違った。
でも、凄い良く出来た作品です。
新しく引っ越して来た部屋の隣の騒音オバサンとのバトルと言えばそうなんですが、途中から騒音オバサンの事情と立場からの視点で描かれるのはベタであっても面白い♪
この事で真紀の見方が一気に変わります。
また、真紀の雑な部分も前半に散りばめられているので、無理が無い。
ここから、世間を巻き込んでのドタバタになるんですが、シリアスでもあるし、コメディ要素もある。
それでいて傍観者のつもりが実は加害者と言う、今の社会の歪みをシニカルに警鐘しつつも描いています。
真紀役の篠原ゆき子さんも良いんですが、インパクトで悪そうな感じを醸し出して、実は筋を通す良い人、お隣の騒音オバサン、美和子役の大高洋子さんも良い感じ。
ですが、一番のMVPは菜子役の新津ちせちゃんかなと。
天真爛漫で元気で笑顔が良い♪ お隣さんとも仲良しで実は両者の架け橋的存在。
一番の活躍ですw
普通なら騒音を出して、周りに迷惑をかけている側が悪い人になるんですが、それぞれの立場での事情があると言うのは宣告承知でもそこを理解するのってなかなか難しい。
かと言って、表面上被害を被っている側が実は加害者と言う事はあってもそこが明らかになる事ってリアルには難しい。
でも、この辺りの構成が見事ななんですよね。
また、騒音オバサンの旦那さんが自殺未遂をする事で事態は急変して、一気に真紀が悪役。
でも、美和子の菜子を思う気持ちから、一気に雪解けとはいかないが真紀の誤解がスッとほどけていくのも気持ちいい。
そう考えると周囲の無責任な者達の悪意無き悪意が罪なんですが、一番の悪いヤツは真紀の弟の直哉ですよねw
ラストもこうなる事も予想しつつも、理想の終わり方過ぎてこうなるとは思わなかった感じですが良い意味でベタだし、良い意味で気持ちの良い着地点。
野次馬根性で揉め事に興味があっても、他人を貶めたり、傷つけたりするのはやっぱり気持ちが良いものではないだけに良い終わり方です。
難点があるとすると、騒音オバサンの美和子の見方が変わってからの美和子が良い人過ぎるぐらい。
前半の乱暴な口の聞き方が嘘になるくらいにちょっとやり過ぎかな?と思わなくはないです。
子供を放ったらかした真紀が悪いと言えば真紀が悪いし、最初の出会いから乱暴な口の聞き方をした美和子が悪いと言えば美和子が悪い。
人の見方はちょっとした切っ掛けで良くも悪くも見えるだけに他人事と思わずにと言うか、いつ自分に身の回りに起こって、いつ自分に降り掛かるかもしれない。
まぁ、勝手に動画をアップロードして火種を作った直哉はもっと悪いんですが、こやつにお咎め無しと言うのはなかなか解せん所ではありますがw、この辺りも今の動画問題の難しい所で、出来ればそこにも切り込んで欲しかったかなぁと思いますが、ちょっと論点がズレる感じもするので、そこに踏み込まなかったのは結果的にマルなんですよね。
それぞれの立場でのボタンの掛け違いで、売り言葉に買い言葉になっているのが秀逸です。
この作品、個人的には結構どころでない位の当たり作でかなり「来る」作品かと思いますが都内では3館しか上映してないし、新宿武蔵野館では今のところ1日1回のみの上映(しかも午前中だけ)となかなか厳しい感じですが、ご興味がありましたら是非是非。めちゃくちゃお勧めな作品です♪
ちょっと苦手
171本目。
韓国映画っぽいのかな?
再現VTRみたいな感じ?
など思い、観る前に思ってた事が観始めて全くの逆だった事に気付く。
してやられた感じはあるんだけど、スクリーンでのストレスが、こっちに迄伝わってきて不快モードで。
あと生理的にあの声が苦手で、ほぼ眉間に皺寄せ観賞。
だからこの評価にしたけど、評価以上にいい作品だと思う。
視点が変わって、悪が善に、善が悪に的な展開は個人的に好きな構成だっ...
視点が変わって、悪が善に、善が悪に的な展開は個人的に好きな構成だったが、細かい部分は少しあらが目立った印象。俳優も芝居の上手い下手ではなく、少し物足りなさを感じてしまったのは否めないかなと思った。
人それぞれ理由がある
小説家の奥さんが引っ越先の隣人の布団を叩く音に悩まされて、喧嘩して、それをネタに小説に書き・・・てな話。
迷惑おばさん役の大高洋子は最初憎らしく、途中からはなるほど、って納得させる演技が良かった。
自分の感じた事だけで判断せず、相手の立場になって理由を聞いてみないといけないな、って改めて思った。
キャバ嬢ユナ役の藤丸千が可愛かった。
奥深さあああああああああああ…
過去に大ヒットを飛ばしたがスランプ真っ只中の主婦で小説化の主人公が、引っ越した先のアパートで、15年前に奈良県で事件になった騒音おばさんを彷彿とさせる隣人と、バトルを繰り広げることになる話。
そんなタイミングで?という締切間近の状況でお引っ越し。
からのまだ部屋も片付かない中徹夜で執筆に励んでいると、まだ薄暗い朝6時にフトンを叩く音が鳴り響くは、やっと原稿が仕上がって、気気付くと娘が…!!!と展開していくストーリー。
主人公にもちょっと引っ掛かるところはあるものの、隣人の無神経さに不快感を憶える序盤。
旦那も良い感じ?にイラつかせるキャラですね。
ところがその後視点を変えたら、今度は隣人の方も問題はあるけれど、寧ろ…。
まあ結果、どっちもどっちなんですけどね。
コミカルな描写はあるにはあるけど、案外少なく、昨今の動画サイトやSNSのバカ騒ぎに炎上騒ぎや、「隣人を小説の悪役に」と謳い主人公を悪役に仕立て上げるマスゴミの矛盾や偏向的で異常な騒ぎに掌返しを揶揄してみせつつ、多面的に立体的に人や物語をみましょうね、という話でとても面白かった。
そういえば昨日もどこぞの芸能人が吊し上げられてたな。
隣人のおばちゃん役の方の演技力不足か、演出の問題かわからないけど、結構な頻度で台詞を発するトーンに違和感があったのが気になった。
役柄的には凄くハマっているところもあっただけにちょっと残念。
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