「奥深さあああああああああああ…」ミセス・ノイズィ Bacchusさんの映画レビュー(感想・評価)
奥深さあああああああああああ…
過去に大ヒットを飛ばしたがスランプ真っ只中の主婦で小説化の主人公が、引っ越した先のアパートで、15年前に奈良県で事件になった騒音おばさんを彷彿とさせる隣人と、バトルを繰り広げることになる話。
そんなタイミングで?という締切間近の状況でお引っ越し。
からのまだ部屋も片付かない中徹夜で執筆に励んでいると、まだ薄暗い朝6時にフトンを叩く音が鳴り響くは、やっと原稿が仕上がって、気気付くと娘が…!!!と展開していくストーリー。
主人公にもちょっと引っ掛かるところはあるものの、隣人の無神経さに不快感を憶える序盤。
旦那も良い感じ?にイラつかせるキャラですね。
ところがその後視点を変えたら、今度は隣人の方も問題はあるけれど、寧ろ…。
まあ結果、どっちもどっちなんですけどね。
コミカルな描写はあるにはあるけど、案外少なく、昨今の動画サイトやSNSのバカ騒ぎに炎上騒ぎや、「隣人を小説の悪役に」と謳い主人公を悪役に仕立て上げるマスゴミの矛盾や偏向的で異常な騒ぎに掌返しを揶揄してみせつつ、多面的に立体的に人や物語をみましょうね、という話でとても面白かった。
そういえば昨日もどこぞの芸能人が吊し上げられてたな。
隣人のおばちゃん役の方の演技力不足か、演出の問題かわからないけど、結構な頻度で台詞を発するトーンに違和感があったのが気になった。
役柄的には凄くハマっているところもあっただけにちょっと残念。
Bacchusさんへ
有難う御座いました。農家のおかみさん......
面影が、全く、無い!
ちょっとショックです。今から、石田ゆり子さんを見て、立ち直らせてもらいますw