劇場公開日 2021年5月7日

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「タイトルがいい。役者さんが、いい!」未来へのかたち inonoshishiさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5タイトルがいい。役者さんが、いい!

2021年5月8日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

幸せ

この時期、映画館へもなかなか行かないけど、GW明けで人もさらに少なかったので、友人に誘われ鑑賞。ストーリーより、台詞が今の現状に響いた。町の組合や話し合いの時に伊藤淳史さんの役が「補償が無きゃできないのか」的な台詞を言うのだけど、この「補償」に、なんか引っかかった。今のコロナ禍においての自分の状況が重なってか、補償がないのに我々は休業させられているのに、自分たちは補償が無きゃ行動すら起こさない行政・・。個人的には自分がそうありたいと思うものには「補償」が無くても動くし、やる時はやる、やってきた。ま、現実は映画のようにはいかないだろうが、ところどころに惹かれる台詞が多かったように思った。その台詞のせいなのか観終わってから帰ってきても、なんとなく心が前向きになってるようにも感じる。気づかないうちにコロナで疲れていたのか、かわからないが、今も心地い感じが続いている。結局、最後には、シンプルに人っていいじゃないかって思った。なんか居心地悪い映画よりも、ストレートで、心地いいのって、いいじゃないかって思った。だからこの映画は優しい映画だと思う。役者さんが、全員うまいし、特に娘役の子、すごく良かった。自然で違和感なく胸に想いが届く役者さんばかりだった。映像の中の世界がすごく自然だった。・・ちょっと興奮してるのかな。ここに書き込もうと思ったのは、とにかく、今の自分には、ぐっとくるものがあったってことを伝えたかった。

inonoshishi