劇場公開日 2021年5月7日

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未来へのかたちのレビュー・感想・評価

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4.0#47 地方PR映画としては素晴らしい

2021年6月13日
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鑑賞方法:映画館

よくある地方宣伝映画かと思いきや、主役の伊藤淳史クンの演技が良いせいかとても面白かった。

もっと映画にいっぱい出て欲しいなあ。

残念ながらコロナ禍の反五輪ムードの中の公開となり宣伝効果は半減したかもしれないがコロナが明けたら是非砥部町に行ってみたくなった。

そもそも砥部焼きの名前も知らなかったので、そういう意味では宣伝効果抜群。

あんなに大きな器を焼けることも知らなかったし。

家族でもないのに目立ってたバイトの村上クンのイケメンぶりも◎。

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chicarica

2.0映画でやる必要は感じられなかった

2021年5月28日
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鑑賞方法:映画館

 なんともしまらない作品であった。橋爪功がいなければ作品そのものが成立しなかったかもしれない。人物造形がステレオタイプ過ぎるのだ。もっと簡単に言うと登場人物に深みがない。人間はもう少し複雑な筈である。
 伊藤淳史は上手な俳優なのに、本作品では直情型の浅はかな人物になってしまった。吉岡秀隆に至っては、この性格俳優をよくも単純で底の浅い人間に仕立て上げたものだと呆れてしまった。これほど稚拙な演出は初めてである。
 俳優陣の頑張りでなんとか物語をもたせた感じである。橋爪功は単なる頑固親父ではないという表情をしていたし、内山理名にはそこはかとない女の優しさがあった。もっとも伸び伸びと演技をしていたのがアルバイト役の飯島寛騎で、この人だけはリアルだった。
 ストーリーはありがちな家族再生物語だが、考え方を変えれば、水戸黄門のドラマのように楽しめる。結末は見えているし、伏線もきっちり回収するところは水戸黄門か、ドクターXみたいだ。エンタテインメントとしては悪くないのだが、総合芸術である映画でやる必要は感じられなかった。

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耶馬英彦

3.5【”結昇” 亡き母が命を懸けて探した陶土が、壊れかけた家族の絆を再び結んだ、喪失と再生の物語。】

2021年5月11日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

知的

幸せ

ー ”結昇” 砥部焼、リュウセイ窯を営むリュウセイの工房に墨痕も鮮やかに額に入れ、掲げられている言葉である。
 良い言葉だなあ・・、と思いながら作品鑑賞。
 だが、リュウセイは”結昇”の言葉とは真逆の行為を父、兄に対してする。
 そこには、ある哀しき理由があった・・。ー

■感想
・砥部焼を、世に広めるために、五輪聖火台を地域の絆で作って行く物語であるが、内容は
”家族の絆の再生”
に徹頭徹尾、フォーカスしている。

・冒頭、砥部焼により五輪聖火台を創ろう、という町の提案に対して、否定的なモノ言いをいう3人の男の姿。
ー 最初から、
  “出来ない、無理、どうせ竜見釜の作品が選ばれるだろう・・”
  という言葉は、絶対に使ってはいけないよな。
  否定的な思想からは、何物も生み出さないのは、自明の理である。ー

・ありがちなテーマではあるが、名優の域に達した砥部焼の第一人者竜美を演じた橋爪功や、リュウセイの兄で、母が亡くなってから家を飛び出し、美大の教授になった竜哉を演じた吉岡秀隆の安定した演技と、
今や中堅どころとなった内山理名さんの一本気なリュウセイをいつも笑顔で支える奥さん振りや(時代劇のイメージが強かったので、そこも新鮮だった。)
若手の桜田ひよりや、飯島寛騎の笑いを誘う演技のバランスも良い。

・亡き母を演じた大塚寧々さんは、いつ見ても素敵な方であるなあ・・。

<モノづくりは、皆で力を結集して行うものであるが、陶芸でも皆で力を合わせ、夫々の良い所を取り入れると、素敵な”大作”が出来るのであるなあ、と思った作品。
 今の様な時代だからこそ、いがみ合う事を止め、力を合わせて難局に対応していく必要性が、今まで以上に増しているのだ、と思った作品でもある。
 それは、今作で描かれたように家族の域を超え、様々な組織でも言えることであるよなあ・・。>

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NOBU

3.0ミュージカルでみてみたい

2021年5月11日
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エンドロールでミュージカルが原作のように出ていましたが、歌とかどんな感じなのでしょうね。興味あり。映画はなんか普通かな。内山理名さんと娘さん役の方が素敵でした。美大教授と橋爪さんはやや演技のしすぎかなという印象でした。

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Wakuraku

4.5タイトルがいい。役者さんが、いい!

2021年5月8日
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鑑賞方法:映画館

幸せ

この時期、映画館へもなかなか行かないけど、GW明けで人もさらに少なかったので、友人に誘われ鑑賞。ストーリーより、台詞が今の現状に響いた。町の組合や話し合いの時に伊藤淳史さんの役が「補償が無きゃできないのか」的な台詞を言うのだけど、この「補償」に、なんか引っかかった。今のコロナ禍においての自分の状況が重なってか、補償がないのに我々は休業させられているのに、自分たちは補償が無きゃ行動すら起こさない行政・・。個人的には自分がそうありたいと思うものには「補償」が無くても動くし、やる時はやる、やってきた。ま、現実は映画のようにはいかないだろうが、ところどころに惹かれる台詞が多かったように思った。その台詞のせいなのか観終わってから帰ってきても、なんとなく心が前向きになってるようにも感じる。気づかないうちにコロナで疲れていたのか、かわからないが、今も心地い感じが続いている。結局、最後には、シンプルに人っていいじゃないかって思った。なんか居心地悪い映画よりも、ストレートで、心地いいのって、いいじゃないかって思った。だからこの映画は優しい映画だと思う。役者さんが、全員うまいし、特に娘役の子、すごく良かった。自然で違和感なく胸に想いが届く役者さんばかりだった。映像の中の世界がすごく自然だった。・・ちょっと興奮してるのかな。ここに書き込もうと思ったのは、とにかく、今の自分には、ぐっとくるものがあったってことを伝えたかった。

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inonoshishi

4.0内山理名が良かった

2021年5月8日
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鑑賞方法:映画館

愛媛県砥部町で、陶芸家の家族がお母さんの死をきっかけにバラバラになっていたが、砥部焼による五輪聖火台製作を通して親子の絆を取り戻していく話。
ガンコオヤジ竜見(橋爪功)や反抗する息子竜青(伊藤淳史)、兄竜哉(吉岡秀隆)、竜青の娘萌(桜田ひより)など良かった。
そして、竜青の妻役の内山理名がほんわかした存在感が有って凄く良かった。

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りあの

2.5吐血と喀血間違えてませんか?

2021年5月7日
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単純

幸せ

愛媛県砥部町で砥部焼の工房を営む家族のお家事情と、2020東京五輪の聖火台コンペの話。

やらないで文句言う情けない窯元が多々ある中で、前のめりな主人公の営むりゅうせい窯と、その親父が営む高橋窯、そして話を持って来た東京の美大教授という流れから、その関係を描いて行く。

新しいものを良しとしない頑固オヤジ。
独立した黒い塗りを取り入れた次男。
窯元を飛び出して転職した長男。

いや~仲の悪い家族ですね~w

そんな3人が次男の娘の策略+バイト君のお節介で?更にぐちゃぐちゃ…からの立て直しをみせていく流れは、まあ先は読めるし単純なストーリーで、「これで良いのだ」感満載だけど中々良かった。

バイト君もチャラいのかと思ったら結構良いヤツだったし、登場人物みんな毒が無さ過ぎちゃったのはご愛嬌と言うことで。

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Bacchus

4.5公開延期しないでくれてありがとう!

2021年5月7日
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鑑賞方法:映画館

グローバリゼーションにおける海外文化の流入やそれらからの雑種の文化が今生まれてきているが、果たしてそれが、何百年、何千年残るだろうか?おそらく、消滅しているだろう。やはり伝統文化は偉大だ。我々は、何千年、何百年残ってきた伝統文化を消滅させてよいだろうか?そんなわけない。やはり、先祖からの伝統は守らなければ。次の世代に。

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原健彦