CUB カブ　戦慄のサマーキャンプのレビュー・感想・評価

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カブスカウトはボーイスカウトの低年齢層部門のことで、主人公サムやその仲間たちのような10歳程度の子供が対象である。
そしてカブとは動物の子供のこと。
これはスカウトに参加する子供のことであると共に人狼の少年カイに繋がるキーワードである。

ホラー映画では珍しく、10歳程度の少年が主人公であり、登場人物の多くは少年。
とは言え流石に明確なスプラッタを子供に担当させるわけにはいかないので、犠牲者役の大人がちゃんと用意されています。
安心。
多くはピタゴラスイッ死なのと、死ぬのが何かと主人公に辛く当たる人たちなので…うん。

虐待の過去や、養母からはサムの不安定さを懸念されていた…ということからサム自身がラストに繋がる要素をもともと備えていたのは分かるんだけど、
与えられる情報が多くはないのでほとんどが想像とか推測によって背景を埋めるしかない。
続編とかあればその部分を埋めてサイコキラーとしてのキャラクター性を確立する可能性もあるかも。

ベルギーの映画らしいけど、ベルギー人ってフランス人嫌い？

B級ホラー。登場人物の大半が子供だったので、後半の展開は意外だった。出てくる大人が友達になりたくない人ばかり。メインの言語はベルギー語で一部フランス語。84分と短く纏めたことは高く評価したい。

途中で、もしかしたら？と展開が読めてしまった…。
雰囲気は個人的に好きだったので、もう一捻り欲しかった感じでした！