メリー・コルヴィンの瞳のレビュー・感想・評価
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ジャーナリズムのバトン
個人評価:4.0
プライベート・ウォーを見てからの鑑賞。
いかにあの映画の再現度が高いかがよくわかる。
また、メリー・コルヴィンが亡くなってからのその後の脱出劇。まだまだクルーに地獄がまっていた事に驚愕する。
こういった作品が日本で見れる事は、本当に意味がある事だと思う。
映画というカタチに残るもので真実を伝え、後世に残す。本作の監督はジャーナリズムのバトンを受け取っていると思う。
心に突き刺さる
実話を元にした、ではなく実話。
ポールさんが生還しなければこの作品もなかった。
戦場記者がいなければ世の中に情報は伝わらない。使命感だけだと思う。
フィクションの映画を見ている気分になった。胸が痛かった。
殺し合いが好きな人間たち
「プライベート・ウォー」で描かれた戦争ジャーナリスト、メリー・コルヴィンのドキュメンタリーで、亡くなったシリアでの行動を主体にしている。
残虐なシーンが多く、同じ人間として人間不信に陥ってしまう。
黒い眼帯の戦場女性記者
公開中の「プライベート・ウォー」を観ずこちらをチョイス。
2012年、アラブの春から始まったシリアの紛争をメインにドキュメンタリーにて女性記者メリーとその仲間を追う。
「眼帯の女性記者?」はてさてと思っていたら、過去観た映画「ハバールの涙」に出てきた女性記者マチルドにそっくりだった。その映画は対ISIS映画であり、その時代にはメリーは既に此の世には居ない訳であり、マチルドは多分メリー・コルヴィンのオマージュであると考えられる。
彼女はサンデータイムスの戦場記者である。片目はスリランカの紛争にて負傷した際のもの。
東ティモール、イラク、チュニジア、リビア、シリア等の紛争地域に赴き、時にはリビア独裁者カダフィ大佐やアラファト議長にインタビューする等男勝りな女性。
しかし、彼女の記者目的は紛争を語る理由もあるが、核にはそこに住む住民ありきな所。あまり兵器など(詳しいが)関心無し。時には国連にも影響を与えるなんて凄いこった。🇺🇳
ドキュメンタリー映像はシリアへの違法入国なんのその。排水溝トンネルをくぐれば「食料どうしてんのよ?」と思わせるドンパチドッカーンの世界。
当時アラブの人達は自由を口にした。
口にしただけで、街は攻撃の標的にされた。
日本では考えられない世界ではあるが、武器が違うだけでこういった束縛される世界も日本は今後あり得るかも?と思ってしまったり。(増税でまた庶民は苦しくなる訳ですから。)
遠い地域の話だと思わず、興味があれば一度はこういう実際映像紛争地域のドキュメンタリーも良いものです。
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