燃えよスーリヤ!!のレビュー・感想・評価
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まぁ、CGがまだまだ使われていないから♥
T34レジェンドオブウオー見たいなスローにはいささか閉口した。
なんで金的を狙わないのか?顔を何回も殴るなら、金的は3回も殴れば、プロテクターが壊れて、勝負は付く。
14億人も人がいるんだから、
安いCASTをもっと沢山使って
一人対大勢のバトルとかの方が良かったと感じる。歌は兎も角、ダンスが無くなった。
香港は1988年にはこう言った映画を沢山作っているので、インドは30年から40年遅れている。しかし、日本映画やフランス映画よりは正しく進化しているような気がする。
好感
監督がやりたい事、やってみたかった事を目一杯詰め込んだような内容だった。
基本的にはアクションコメディなのだけど、色んな分野に踏みこんでるような気がする。ただ、その割合が結構少なくて消化不良感が残る。
インドの文化や大衆性とか本国の人には、間口が広い割にはメッセージ性に富んだ内容だったと評されるのかもしれない。
アクションの分量は割と少なめ。
HSを多用する編集に懐かしさを覚えるけれど、モノローグが被ってくるぶん見やすくはある。空手やカンフー、映画へのリスペクトも感じられ自分と同世代か、もしくは同じようなものに影響されてきたんだなぁと感じる。
とにかく異文化、とくに日本文化の認知度は高いようで、空手や侍のワードをが多く用いられる。特に空手への造詣は深いように思え…世界規模で展開されてる極真の功績を感じたりする。
後はインド語といえばいいのだろうか?
あるにはあるんだろうけど、時折聞こえてくる英語に驚く。かなりな頻度で登場するし、馴染みまであるのが、目新しかった。
本国の人たちは日本で言うところの方言のような形で異文化の言葉を使っているのだろうか?そんな事を感じられるのも映画の面白さの1つだと思う。
物語は主人公の子供時代から語られ、何気にボリュームがある。あるものの…とりとめて見応えがあるってもんじゃない。
言いたい事を語る為に必要な構成に感じた。
無痛症のヒーローをどう捉えていくかによって本作品は社会派な側面を覗かせる。
まぁそんな難しい見方をしなくても良いような作品にも仕上がってる。
インド映画よろしく、歌もふんだんに挿入されてる。また、この和訳が結構いい。
なんか続編の構成もあるようで、インド映画としてのこのジャンルの映画を応援する意味でも観ていきたいと思う。
「天下一武道会」時代のドラゴンボール的な。
2019年の一本目が「ガンジスに還る」、締めが「スーリヤ」。今年一年、インド映画にはホントにお世話になりました。途中インドバブルが弾け掛けましたが何とか最後まで保った感じ。今年はフランスとインドに波長が合う年だった。た?よね。多分。
ちょっと捻った懲悪物はカンフーの教典。爺ちゃん子が立派に育つのは武闘家のテンプレ。離れ離れになった幼馴染との恋は、現代日本でも未だに通用する黄金パターン。もうね、そこにインドカリー、ビッチャビチャにぶっ掛けてかき混ぜたから、右手(素手)で食べて!みたいな。スーリヤの天然坊や振りは、孫悟空の幼少期みたいで痛かわいいw
にしてもですよ。スプリとの再会なんて見かけてから言葉を交わすまで、あんだけ引っ張っておきながら、致すまでが短過ぎひん?しかもドバーですもん。びっくりするw
この一年でかなりインド的なノリに慣れては来たけど、正当防衛とは言え、ピストルで額を撃ち抜いといてもフルでハッピーな終わり方とか、いきなり空港で逃げ出す件とか、その他モロモロ、ちょっと度肝抜かれるエピソードの連射には多少たじろぎます。そこがオモロイんだけど、俺的には。
ちなみにトロント映画祭のミッドナイト・マッドネス部門観客賞を取ったそうですから、そういう映画です。園子温の「地獄でなぜ悪い」も受賞歴あるし、「貞子 vs 伽倻子」がクロージングで上映された事もある、ミッドナイト・マッドネス部門って、俺向きですw
それでは、良いお年をお迎えください。
【恒例】2019年総括
🎦 5 Best 洋画
1. ノーザン・ソウル
2. マリッジ・ストーリー
3. 僕たちは希望と言う名の列車に乗った
4. 天国でまた逢おう
5. ROMA ローマ
🎦 5 Best 邦画
・ ちいさな恋のうた
・ ひとよ
・ 記憶にございません!
・ 泣くな赤鬼
・ この世界の(さらにいくつもの)片隅に
何か、順位付けられない。と言うよりも、Best.1はこれだ、ってのが無かったです、今年の邦画
🎬 5 Best エンタメ/アクション/ホラー
1. ゴジラ
2. スター・ウォーズ
3. T-34
4. スパイダーマン・スパイダー・バース
5. ゾンビランド・ダブルタップ
※ヘル・ボーイ捨てがたし...
😁 Best コメディ
(洋)感染家族
(邦)記憶にございません!
😢 泣いたよ、思いっきり
(洋)バジュランギおじさんと小さな迷子
(邦)泣いた赤鬼
😱ビビリん
(洋)コンジアム
(邦)該当なし
📷 Best ドキュメンタリー
ビル・エバンス タイム・リメンバード
🚙 Best Car Movie
ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド
🔫 Best GUNS Movie
ターミネーター・ニュー・フェイト
⚓ 金返せ(映画撮るの止めてお好み焼きでも焼いてろ!)
1. まく子 (鶴岡慧子監督)
2. 夜明け(広瀬奈々子監督)
🚹 Best男優
(洋) アダム・ドライバー(スター・ウォーズ/マリッジ・ストーリー/ブラック・クランズマン)
(邦) 綾野剛(閉鎖病棟/楽園)
🚺 Best女優
(洋) スカーレット・ヨハンソン(マリッジ・ストーリー/アベンジャーズ・エンドゲーム)
(邦) 松岡茉優(ひとよ/蜜蜂と遠雷)
📚 脚本
(洋)ノア・バームバック(マリッジ・ストリー)
(邦)土橋章宏(任侠学園)
🎶 音楽
(洋)ベアー・マクレアリー(ゴジラ)
(邦)ティグラン・ハマシアン(ある船頭の話)
📹 撮影
(洋)ディエゴ・ガルシア(ワイルドライフ)
(邦)柳田裕男(今日も嫌がらせ弁当/町田君の世界/君は月夜に光り輝く)
☆彡Newcomers
(洋:俳優)サッシャ・レイン(ハーツ・ビート・ラウド/ヘル・ボーイ)
(洋:監督)ポール・ダノ(ワイルドライフ)
(邦:俳優)篠崎こころ(Noiseノイズ)
(邦:監督)オダギリ・ジョー(ある船頭の話)
💰 Bの鑑
(洋)感染家族
(邦)月極オトコトモダチ
🐎🐎🐎🐎🐎🦌 リピートしちゃったよ。
(洋)スパイダー・マン・スパイダー・バース(6回)
(邦)天気の子(4回)
💎新旧関係無しの今年劇場鑑賞作品の一番
☆☆ローマの休日☆☆
2019年はリピート込みで劇場349本でお終い。奇しくも、「ガンジスに還る」で始まり「燃えよスーリア!!」で終わった2019年はインド映画に魅せられた年でした。と言う事で、今年の漢字は「印」です。世間の潮流なんかとは、全く。無縁で。何なんだけど。
本編とは全く関係ないけど思った事があるので言う。
劇中にアフターピルがアッサリ処方(?)されるシーンにめちゃくちゃびっくりした。日本では婦人科の診察を受けて「何でこのクスリが欲しいのか」というのを説明しなくてはいけないし保険適用してなくてめちゃくちゃ高い。
女性への差別もあるしレイプも多いそんなインドではアフターピルはすぐ手に入るのか…と。
そのシーンが日常として描かれている事に驚いたのである。
誰かが言ってた。「バイアグラはすぐに日本に入ってきてすぐに普及したけど緊急避妊薬は全く広まらないし知らない女性が多い」と。
このシーンだけで色々と考えてしまった。
「ハハッwスーリヤは避妊具持ってないよな」みたいなギャグシーンだったのかな…
設定活かせず間延び感もあるが
先天的無痛症の主人公をテーマに
アクション映画を作ろう
この発想がまず面白いと思い視聴
無痛症は細かく分類すると色々ありますが
痛覚が無いことで身体を酷使してもなにも思わず
生活能力が低下していく恐ろしい疾患です
ですから痛みを感じない無敵のヒーロー
デッドプールかのように勘違いされた描写で
作ってあるんじゃないかと勘繰っていましたが
水分補給が常に必要などその辺の描写は
案外しっかりしていました
ただそういうどんな病気かという説明部分より
生い立ちや家族関係などの部分が多く
登場人物の説明が細々入ったりして
前半からかなり難解な展開のオンパレードです
モノローグ方式で幼少期から振り返っていくのですが
スーリヤの妄想部分と現実部分をわざわざ2パターン
現実に映すなど非常にグズグズやるのです
アクションシーンはなかなか見応えがあるのですが
同じような構図が何度もスロモで入ったりその合間の
どうでもいい会話シーンでかなり眠くなります
この辺はインド映画はこうですと言われたら
なんとも言えませんけどね
カットしてるダンスシーンとかあるのでしょうし
色々ありますが結局一番思ったのは・・
無痛症という設定がそんな目立たなかったです
これは根本的にアクション映画との相性かなと感じました
だってアクション映画の登場人物って基本
どんなに痛めつけられても殴られても
起き上がって立ち向かうじゃないですか
デフォルトで無痛症じゃないでしょうか?
だからスーリヤのキャラクターが目立たないんですよね
ヒロインと空手の先生も充分タフなんですから
もう少しシナリオ等でもどうにか出来たかもしれませんが
元々の相性の悪さという感じがしました
ロボット2.0でも感じましたが
インド映画は客へのサービス的にいらないシーンとかを
盛り込んでくる印象があるのでそこをお節介とみるか
味とみるかですがやりようでもっと凄くなる可能性を
秘めている感じはしました
ちょっと毛色の違う映画に触れたいと思われる方
本命映画の「前に」ハシゴなどいかがでしょうか
後だと寝ちゃうので
C'mon, Surya. C'mon. 不完全燃焼・・・
たまたま映画館でポスターを見掛けそのインパクトに「これは何だか面白そう!」と思って、ポスターだけの情報であえて予告等も見ずに観に行ったのですが・・・ちょっと失敗した感があります。
いや、あのポスター見れば誰でも歌と踊りがバンバン入るアクション・インド映画かと思いますよね!?実際はアクション意外と少な目なドラマでした。ダンスもないしな~。そしてコメディ要素は微妙。
主演のアビマニュ・ダサーニーさん、足が長くって蹴り技とかスゴく似合うのですが、アクション・シーンに入ると独白が始まったり、妄想だったりで何だかスッキリ見せてくれないんですよね。ヒロインのラーディカー・マダンはスゴいインド美人でした。片足カラテマンのマニも印象に残るキャラでしたね。3人におじいちゃん足して最後に揃い踏みする姿はカッコいいです。そして、悪役のジミーがニコラス・ケイジにしか見えなかったので出てくる度に心の中でニコケイニコケイって呼んでました。でも、これってマニの人と同じく役者さんだったんですね。わからんかった!
まー、何はともあれドラマパートがメインの作品なのでアクションを期待して観に行くとガックリします。でも、インドのドラマってこんな感じなのかな?何だかインド映画に対しての印象が変わりました。でもやっぱり不完全燃焼!
I AM KARATE GIRL FIGHT -100-MEN ✙ I AM KARATE MAN FIGHT -100-MEN = The Destroyer of Evil!
今まで見たボリウッド映画と違って、あっさりとしたオープニング・クレジットが終わるや否や主人公のスーリアのナレーションでこの映画の幕が開けられる。
Behind every mind-blowing story.... 何かを予感させる言葉。(続き有り・略)
そして場面が変わり、スーリアは大勢の猛者の前で、ブルース・リーが来ている黄色い色に黒いストライプの線が入ったものではなく、あくまでも普通の赤いジャージに身を包み、まさに一戦を交えようとしているその時に、怖気づいたのか”引き返そうかな?”なんて後悔先に立たず的な臆病風に吹かれていたが……。その時おじいちゃんの忠告が聞こえる。
Surya......you should keep drinking water.
え~ッ、何それと思っていると.......!?
Life recap. Oh shit! I am dying of dehydration. 意識を失う、まさか死んだのか?
この映画は、一般に言われている”life review ”的映画なのかと思わせるシナリオから、時をさかのぼり、スーリアの子供時代にフラッシュバックして、彼の妄想シーンとナレーションと音楽の融合のような映画が本格的に幕を開ける。
Now I Have a Machine Gun HO-HO-HO (スウェットシャツもあります。)
話を戻すと、スーリアが患っている痛みに対する先天的無感覚症の子供は4歳までにほとんどが亡くなってしまうとドクターからの診断から、父親が怪我をしても自覚症状のない彼の身を守るために苦肉の策として、昼夜問わず、頭はヘッドギア・眼にはゴーグルといういで立ちにした父親だったけれどもスーリアの中身は"Mowgli"化をしていた。何それ?
Does he call you Bagheera? (ディズニーより)
そんな父親に対して義理の父親、つまりスーリアからするとジジイ、失礼おじいさんのアホバが義理の息子にこう諭す。”彼に本当の痛みを教えないさい。”と...その日からじいさんとスーリアの二人三脚のカンフーの特訓が始まる。あくまでもVHSビデオ映画を教科書として。その中にビデオの題名と異なる松葉杖片足格闘家マニが100人組手に挑戦している映像を収めたビデオがあった。倒されても倒されても立ち上がる、彼の激しい組手の様子に魅了され、スーリアは、マニを神とまで崇めるほど格闘家として尊敬するようになっていく。それから増々訓練に励み楽しんでいたスーリアであったけれども、そんな楽しい日々は続くわけもなく、学校では、"自分から進んで虐めてください"と言っているようなゴーグルとヘッドギアの格好をしている上に、いじめても映画で覚えた”Ouch”というだけで、それ以上は’うんともすんとも’言わない平然とした態度のスーリアに対して、いじめがエスカレートしてしまうと思われたところに勇気ある女子スプリが彼を助けるために颯爽とご登場となる。すぐに友達となった2人だったけれども別れも、同じくらい早かった。そして月日が経ち、大きくなったスーリア。
シナリオの流れとしては、簡単に言うと悪い奴を懲らしめて、最後には、母親の仇も打つことが出来るのか?という勧善懲悪ステレオタイプ映画の筋立てになっている。
映画でこんな人、初めて見るかも。松葉づえをついて戦う人で、見方が違うけれど映画「片腕ドラゴン(1972)」や熊殺しのウイリー・ウイリアムスの正拳突きを彷彿とさせる怪人格闘家マニ。いつの間にか彼の弟子になっていたスプリ。彼女は、映画「トランスポーター(2005)」でのジェイソン・ステイサムのように衣服を使ったアクションと同じ様に、この映画ではスカーフを使って見事な格闘を見せている。この何とも言えないとってつけたようなシナリオがまたいい。
本作は、ただのカンフー・コメディ映画としてだけの映画作りが成されているのではなく、例えば、ポップな物も含めて、二人の微妙な関係を描写するうえでインド独特な甘い音楽を映像に載せたり、台詞のないサウンドスケープ(音風景)だけの表現方法や、ストップモーション、スローモーションとのコラボをしたような塩梅のいいアンバランス感覚の演出が敢えてなされている。エピソードとエピソード同士をあからさまにチグハグにつないだようなシナリオの進め方などがあり、それだけを取り上げてみれば、いかにも何かおかしな映画に見えたり聞こえたりするかもしれないが、その不自然さや話がありそうでなさそうなところが、反って場面場面の融合の様なものを目の当たりにするとができる。ただあくまでも個人の意見として....。。
ブルース・リーの拳を出して威嚇するワンシーンや三船敏郎の「用心棒」の下段からの居合の有名な場面のポスターだけでなく、映画の一場面の台詞などをサラッと見せるあたり、憎い演出もなされている。確かにアクション映画としては、人が言うように長すぎる感があるし、話に入っていけない場面も散見することは否めないが、御愛嬌という事で....。
有名どころの通信社や映画情報サイトもこの映画についてコメントを寄せている。そのほんの一部「豊かで想像力に富む不条理なこの映画は、記憶に残る変人的キャラを刺激的な一連のアクション場面と大切な瞬間によって思い出として私たちに与えてくれている。」「面白くって、安っぽくって、陽気なもの。久しぶりのに本当に楽しいヒンディー語映画。」
これほどまでは、個人的には好感ははっきり言って持っていない映画と言えるが、それでも多くの一般の視聴者からも支持されているので、決して悪い映画とは言う事が出来ない。
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