劇場公開日 2020年7月17日

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「韓国・濃い味系ノワール(やり切った感が凄い)」悪人伝 琥珀糖さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0韓国・濃い味系ノワール(やり切った感が凄い)

2022年7月20日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

この映画は自信と責任を持ってオススメします。
これ以上面白い展開のアクション映画って最近では他にありませんね。
《極悪組長》×《暴力刑事》×《無差別殺人鬼》
その3者それぞれのキャラクターの濃いこと、存在感ハンパないです。

極悪組長チャン・ドンス(マ・ドンソク)
暴力刑事チョン・テソク(キム・ムヨル)
サイコ・殺人鬼(キム・ソンギョ)
ある日、当て逃げして来た男に半殺しの目に合った組長チャンは、
腹の底から屈辱を覚えていた。
「俺を半殺しにした男」腕に覚えあるチャン組長は、メンツを潰され怒り狂っている。
そこへ現れた暴力刑事チョンは、連続殺人鬼がチャンを襲った犯人と同一人物だと
睨んでいて、悪人組長と手を組むことを提案する。
《悪を持って悪を制す》・・・と言う訳です。

エグい場面、黒い場面、多々あります。
心優しき方にはお勧めできませんが、本物のバイオレンス映画に飢えている方なら、
ドツボにハマること請け負います。
暴力刑事チョン役のキム・ムヨルはかなりお茶目でセクシーです。
この映画の良き緩衝材。
もちろん良いところをゴソッと持って行くのは、マ・ドンソク。
この役柄は、性格も行動も予測不能で複雑。
悪人だけれど、正義感も強い。
ラストの展開は、そこまでおまえ、考えてたのか?
と、惚れ直しますよ。
サイコ殺人鬼のキム・ソンギョは身が軽くパルクールの名手並み。
アクションのクオリティとスピード感を牽引してます。

この映画ハリウッド・リメイクも決まったし、マ・ドンソクはマーベル映画の出演が
決まったそうです。
エンタメとしてなら「パラサイト」を超えたかも!!

琥珀糖
ratienさんのコメント
2024年10月7日

同感です!
ホンっと、この作品面白いですよね。

ratien
光陽さんのコメント
2022年7月20日

琥珀糖さん、お気に入りの作品がかなり重なっていて嬉しいです!

光陽