フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊のレビュー・感想・評価
全188件中、121~140件目を表示
これ難しいですねー。目当ての画はとてもよかったけど字幕見ながらお話...
これ難しいですねー。目当ての画はとてもよかったけど字幕見ながらお話を頭に入れていくのが疲れた。
英語のナレーションにくわえてバラエティ番組のテロップみたいにデザインされた英字幕を追っていく見方を想定していて、製作者の意図を抜きにしてもそもそも構造的に日本語字幕では見辛くなる。
まるで仕掛け絵本のような遊び心満載の画面に釘付け
架空の街の架空の雑誌「フレンチ・ディスパッチ」で巻き起こる騒動を描いたこの作品。
基本的な構成は、本物の雑誌と同じようなそれぞれの記者が書いてきた記事がひとつのストーリーを形成する形になっている。
幅広いカルチャーを扱うディスパッチ誌。この映画は美術ネタ+政治ネタ+グルメネタ+プロローグ+エピローグの計5章で構成されている。
特に最初の美術ネタのチャプターがかなり印象的だった。
そのチャプターでは刑務所の中の芸術家の奇妙な美術史が語られる。
美術の英才教育を受けたはずなのに親に反抗して犯罪の道に堕ちていった天才的な芸術家が、刑務所の中でミューズを見つけ並外れた才能を発揮し始めるというストーリー。
芸術家と女看守(であり絵のモデル)の、絵を描いてる間は画家とモデルという関係性でありながら、普段は囚人と看守という複雑で奇妙な関係性がとても面白かった。
ウェス・アンダーソンらしいバッチリキマった構図の中で登場人物たちが動き回る感じがとても心地よく、まるで動く絵本を見ているような気分にさせてくれる素晴らしい作品でした。
"何だかよく分からない…"な映画
当直明け3/5本目。
当直明けで頭が飽和状態へ近づきつつあった…なんて言い訳はしたくないが…
この作品、全く分からなかった(笑)
映像を見ているだけだと、何か面白い事が起こっているなぁと…思うんだけれども、とにかく台詞が多すぎて、字幕を追いかけるだけで必死。しかも何を言っているのかその内容もよく理解出来ないし、大して面白い事も言ってない…笑
こういうのを"拷問"と言うのだよ(笑)
*ワースト・ムービーというのとは、また違うけれども、この作品がいつか楽しめる様になる日が来るんだろうか?…
*あれっ!?シアーシャ・ローナン出てた!?笑
…あぁ!あのキャバレーガール風の、青い目をした…今気づいた(笑)
*サーチライト・ピクチャーズ配給作品のパンフレットは必ず買っているのだけれども、これは買わなかった…解説を読んでもう一度観れば、楽しめる?…そんな気がしない(笑)
映画って面白い…!多彩な表現で映画を魅了するアンダーソンの世界
点数化するのが難しい…。寝ちゃったし分からなかったんだけど、感性を刺激するエッセンスが詰まっていて、観ている時の心が躍る躍る!けど、出てみると意外と冷静な自分もいたり…。映画って面白いね。
ウェス・アンダーソン作品はこれが初めて。独特な匂いと漂う異端なメッセージ性を予告編から感じていたが、本編を通すと更に強い(笑)。カルチャー誌としての多彩さにギミックを携え、闘争に毒味を少々…多方面に飛ばしながら、唯一無二の仕上がりに。その意味を理解するには少しの睡眠と気力が必要で、前半はウトウト…。でも、意識のある内は、「面白い画が流れちゃう!」という漠然とした気持ちに駆られた。つまり、面白いのだ。
雑誌の話をしているので、基本は語り部の中で起こる。対称を意識したカット割りにアニメーション、フラットに描きつつもパンチが強い。遊園地にいるかののように、心が躍ってワクワクする。瞬間的な花は凄く感じるけど、肝心の毒が回らなかったのが悔しい。
思えば、雑誌のカルチャーって一貫性を持っているようで、個々の匂いは意外と違う。ライターの色が顔として出てくるのは海外っぽいなーと思いつつ、その味がなんとも良い。こんな嗜みが出来るようになったのか…と大人になった気分だ。洋画のアンテナに疎いからこそ、こういう作品を拾った時の快さは一入。まさにワンダー。
これだけは言いたい。この作品を映画館で観れたことは紛れもなく光栄だ!たぶんまた、来年の何処かで観たくなる味がする。毒に耐える超人的な胃を持ったので。笑
蜷川実花っぽくなってきた感
ポップでシニカルなフレンチムービー🎥
ザ・ウェス・アンダーソンな作品
良くも悪くもフランス文化の詰め合わせ的な作品
待ちに待ったウェス・アンダーソン監督の最新作。フランスの架空都市を舞台に紡ぐ、アメリカ人の名編集長vs3名の一癖も二癖もある精鋭記者達。
とは言っても、この映画はこの名編集長がおっ死ぬところから始まります。編集長の他界による名雑誌の廃刊。顔を合わせる名物記者達と、彼らによる編集長との絆エピソード。そんな感じです。
ただ、この記者達。フリーダム過ぎる。
三編のオムニバスで仕上がる作品ですが、内容としては
①女性記者と天才画家のスキルを持つ囚人
②女性記者と学生活動家
③男性記者とコック
ですね。
記事をただつらつらと読み上げるのではなく、3人の記者達による追想が①シンポジウムのプレゼン③インタビュアーとのトークというようにテイストを変えています。
ただこの追想について、お前のプライベートストーリー別に要らんやろとツッコミ入れたくなるほど、かなりに私的なエピソードがぶっ込まれてます。
挙句の果てには、取材対象者と寝たホテルの宿賃も経費で落とそうとしたりします。日本の場合はどうかは知りませんが、この名物編集長は記者達に甘いので、普通に経費として計上してました。ええんかそれで。
なお、登場人物は相変わらず豪華です。ウェス監督作品常連のオーウェン・ウィルソンに重鎮ビル・マーレイ、エドワード・ノートンにティルダ・スウィントンと来て果てはレア・セドゥです。
ちなみにレア様については絵のモデルなのでフルヌードの場面がありますが、佇まいも鍛え方も完全にアスリートです。惚れます。看守役なので九割方無表情ですが、英語とフランス語の超速切り替えとたまに出る蹴りがかっこいいです。惚れます(二度目)。
ただウェス作品として初見の人に勧められるかというと、結構人を選ぶ作品だと思います。ビジュアルは相変わらず絵画的な面白さがありましたが、肝心な内容については、フランス文化=享楽的で芸術至上主義、そして刹那主義という括りを許せるか許せないかで、この映画の賛否が分かれるかと。
うん。うん。
斬新
どんな人間も魅力的に写すウェスの才能
もはやレアセドゥ映画
あー、楽しかった!
全188件中、121~140件目を表示