「裁判員制度」8番目の男 M hobbyさんの映画レビュー(感想・評価)
裁判員制度
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韓国では2008年から。日本では2009年から始まった裁判員制度。
法律のプロだけでは解決できないのかしらと思ってましたが、人間、力や地位を手に入れると冷静な判断、基本的なことができなくなることもありますからね。
今回、この作品を見て、やはり麻痺してしまうんやなぁーと感じましたが、最後の最後に裁判長が、法のプロとして、納得の行くラストで締めてくれたおかげでスッキリできた。
他のレビューを読んでいると、"十二人の怒れる男"という映画のパクリだとの意見もありますが、私はそっちを見たことがないので、この映画を見て十分楽しむことができました。
自分がもし、裁判員に選ばれたら、、、と想像せずに鑑賞できなかったけれど、人一人の人生がかかっているんですからね。
8番の彼は、たまたま偶然被告人と接触してしまいましたが、実際にこんなことあったんだろうか、、、
そこの出会いが無ければ、あんなラストになったかどうかは怪しくはあるけれど、あそこまで真摯に向き合えるでしょうかね一般人の私達は。
とにかく、内容は重たいのに、ちょいちょいクスッと笑わせてくれる要素があって、そこと裁判長の堅物な雰囲気がギャップとなって楽しめました。韓国映画の実に得意とするところだなと感じた。
パク・ヒョンシクはなんか心がピュアな雰囲気があるので、この役もとても似合っていたと思う。どの役者さんも個性的で演技がうまくて、これだから韓国映画はやめられない。
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