「【第一次世界大戦後、男が自らに与えられた勲章を愛犬に与えた理由】」再会の夏 NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【第一次世界大戦後、男が自らに与えられた勲章を愛犬に与えた理由】
第一次世界大戦で怪我を負ったジャック・モルラックは言う。
”偉い奴らは馬の上から、訳の分からない指示を出すだけ。勲章を与えれば、人が犬の様に働くと思っている・・”
彼は、ある行為を憤懣遣るかたない気持ちで行うが、その背景にはもう一つの理由があった。
フランソワ・クリュゼ(「最強のふたり」の演技は忘れ難い。)が演じる、退役が近い軍判事、ランティエ少佐は彼の気持ちを優しく解きほぐしていく。そして、彼の行為のもう一つの理由に気付く・・。
第一次世界大戦中、革命が起こったロシア兵たちとモルラックの酒を酌み交わしながらの遣り取りも面白く、ラストシーンに安堵した作品。
忠犬を”演じた”犬の”俺は真実を知っているんだ!”と言わんばかりの、吠えっぷりも宜しかった作品。
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ワンコさんのコメント
2020年1月11日
こんにちは、
長いこと、犬を飼っていて、自分で仔犬も取り上げたことがあったりして、犬には思い入れがあるので、戦争と犬か〜とか思いながら、観るのを迷っていたのですが、NOBUさんのレビューを読んで観ることにして、良かったです。自分の勝手なイメージとは違う展開でしたけど楽しめました。