「おじさんには不向き」都会(まち)のトム&ソーヤ 野川新栄さんの映画レビュー(感想・評価)
おじさんには不向き
2021年映画館鑑賞69作品目
8月1日(日)イオンシネマ石巻
原作未読
原作は推理系児童文学
ターゲットはおじさんではない
それでも『かぐや様は告らせたい』の監督さんだし期待したんだけど残念
主人公と眼鏡2人の男女の中学生トリオがゲームクリエイターチーム「栗井栄太」制作のリアルRPGに挑戦する話
子役3人をメインに知名度が高い大人俳優が脇を固める形
その大人たちも含め平均的に若いメンバーで余貴美子や國村隼のような大御所は登場しない
主人公内藤内人役の城桧吏の芝居は特にうまくはないが下手と感じることはなかった
それは『万引き家族』や『約束のネバーランド』でも共通する見解だ
何をもって棒読みなのか僕には理解に苦しむ
自分が彼らに共感できないのは子役の芝居にあまり期待していないせいもあるかも知れない
金持ちの御曹司役の子は映画初挑戦らしい
生意気な秀才くんな役どころでちょっとカチンときた
年上のあんちゃんたちに対する態度もさることながら「that's right」とか「It's showtime」という一言一言にムッとしてしまった
いい年して大人げ無いことだが正直な気持ちだから仕方がない
B'zの稲葉さんが歌詞で声に出すなら立腹することはないんだけど
この2人だけでもいい気がするがやはり華はほしい
そこで豊嶋花である
東京03じゃあるまいしトリオに眼鏡2人は多いと感じたがまあいいだろう
映画で観るのはたぶん『新聞記者』以来の本田翼だと思うがこういう役の方がよく似合う
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