「若くて青くて、尊敬できるふたり」ラフィキ ふたりの夢 ばさんの映画レビュー(感想・評価)
若くて青くて、尊敬できるふたり
音楽も映像もストーリーもほんとうに素敵でした。
特にファッション。ファッションがほんとうに素敵。オープニングもめっちゃめちゃ良かったです。
仕草、ファッション、話す言葉、間などでちゃんと自然に2人のスタンスや性格が理解できます。なので恋に落ちる2人がお互い、自分にない相手の素敵な部分に惹かれたのかなぁとにこにこしました。
狭い価値観に閉じ込められ、それを守れと脅され、守れなければ攻撃される。
理不尽でしがらみの多い世界で「私たちはほかのみんなみたいにはならないって約束しよう」なんて言葉を交わす若い恋人たち、こんなに尊いものがあるでしょうか。
おとぎ話みたいだとしても、こんなに爽快で勇気に溢れたおとぎ話、私は大好きです。
若くたって青くたって馬鹿じゃないぞ。ルールに縛りつけても、そんなものは無意味だとちゃんと見抜けるぞ。という、若者への敬意のようなものも感じられました。
私たちのいる現実世界に存在するLGBTQの映画であり、社会派ラブロマンスの映画です。
コメントする