ラフィキ ふたりの夢
劇場公開日 2019年11月9日
解説
2018年・第71回カンヌ国際映画祭の「ある視点」部門に出品され、ケニア映画として初めてカンヌ国際映画祭に出品された一作。強くひかれ合う2人の少女が、古いしきたりや偏見、同性婚を禁じる法律など社会の壁にぶつかりながらも本当の自分であろうとする姿を、音楽やダンス、ファッション、アートなど現代のアフリカンカルチャーにのせて描いた。看護師を目指す少女ケナは、母親とふたり、ケニアの首都ナイロビで暮らしてた。母と離婚した父親とは離れて暮らしているが、国会議員に立候補して父をケナは応援している。そんなある時、父の対立候補の娘で自由奔放な少女ジキと出会う。ケナとジキは互いにひかれ合い、その思いは次第に友情から恋心へと変化していくが……。
2018年製作/82分/G/ケニア・南アフリカ・フランス・レバノン・ノルウェー・オランダ・ドイツ合作
原題:Rafiki
配給:サンリス
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2022年1月25日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD
ケニア、ナイロビの中産階級のお話。
アメリカの地方都市の様で、まさか、ナイロビ(?)には見えない。ヨーロッパの映画の様で、あまり新鮮さがない。
シェークスピア見たくなるのかと思ったら、そうでもなかったので、折角の設定がもったいないなあと思った。
2021年11月7日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
強くひかれ合う2人の少女が社会の壁にぶつかりながらも本当の自分であろうとする姿を描く。
ケニアでは、同性愛は法律で禁止されている。
ストーリーもキャラクターもいいなー。ゴシップ親子最初は憎めない奴らかと思ったら結構ひどいことしたね。あれ現実だったら投石で殺されたりするんだろうなと思いました。たまにネットニュースになってるやつなのね、と。ケナのお父さん浮気はするけど本質的に一番まっとうな人間だったな。こういう人が議員になったほうがいいよ。あとこれは絶対だけどジキがかわいすぎるね。バービーちゃんそのものだもの。
2021年5月29日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館
カメラがポップでオシャレでした。10年前にケニアマサイマラに旅したことがありますが、マサイ族は身につけているものがカラフルで良く似合っていました。ナイロビは割と普通でしたが。
ケニアは多産の文化なので、セックス=子供を産む為という価値観が強く残っていると感じました。宗教的道徳的な価値観で同性愛が禁忌というよりも、子供ができない、つまり生産性がないから同性愛が悪のようです(日本のお爺さん議員も子供を産まない女性は生産性がないと発言したことがありますが)。
私の感動ポイントが、男性同士ではなく女性同士の恋愛をケニア映画が描いていたこと。先進諸国でもまだまだ女性同士の恋愛映画は少ないですが、今までよりも特に保守的な地域で女性が声をあげられる時代になってきたのだと嬉しく感じます。
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