劇場公開日 2021年6月4日

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「十代の映画入門としての推薦アニメ」映画大好きポンポさん シューテツさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5十代の映画入門としての推薦アニメ

2023年1月5日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

去年の年末の『かがみの孤城』に続き、本年最初の劇場鑑賞もアニメになってしまいました。
更に『かがみ~』と同様に岡田斗司夫氏が絶賛している“you tube”のサムネだけ見ていて、丁度今塚口サンサン劇場で特別上映していたので、躊躇なく観に行きました(笑)

で、私は本作の事は存在すら全く知らなかったのですが、平日にも関わらず(正月休みだから?)結構多くの観客がいたのにもビックリしました。
やはり私世代の映画好きというのは、アニメに関してアンテナの受信感度がかなり低いようです。
まあ事前にチラシなどを見ていたとしても、キャラクターデザインからして直観的に子供向けと判断していたと思いますので印象に残らなかったのでしょうね。これは仕方ない反応だと思いますよ。
でも、この辺りに今の日本のアニメの特徴が集約されているのかも知れません。
つまり、実際に観てみないと作品の実態が分からないという事であり、子供向けだと思い込むのは危険だという事で、この辺りが最近のアメリカのアニメとはベクトルが違っていて、その実情が日本だけでなく徐々に世界に浸透して(特に若者たちに)理解されているから、日本のアニメの評価の高さに繋がっているのでしょうね。

で、感想ですが面白かったです。後半からはどんどんドラマに引き込まれていました。
本作は映画作りの話なので、特に映画ファンなら誰でも引き込まれるでしょうし興味深く観ることが出来る作品です。
(但し、映画ファンには天邪鬼が多いので素直に評価しない人も一定数いるとは思いますが)映画に興味を持ち始めた若い人達にお薦めできる作品になっていました。
私自身50年以上映画を観続けているので、細かなことを言い出すと???な部分もありましたが、重箱の隅を突くのではなく、大筋としての映画の持つ魅力は十分伝わっていたと思います。

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シューテツ