「映画好きへのアンサー映画!!」映画大好きポンポさん ユウさんの映画レビュー(感想・評価)
映画好きへのアンサー映画!!
ポスターとタイトルからは伝わらない魅力が詰まってる。
映画界巨匠の孫で名プロデューサーのポンポさん(ジョエル・ダヴィドヴィッチ・ポンポネット)のもとでアシスタントとして働くジーンが監督に抜擢され映画作りを通して自分にとって映画とは何かを見つける物語。
ジーンは何故自分を監督に選んだのかをポンポさんへ問いかける。
それに対してポンポさんは
「あなたの目に光がなかったから!」
とハッキリと答えた。
「青春時代を謳歌してきた人達の目は輝いてる。
けどあなたみたいな現実世界に居場所を得られなかった人は自分の中に世界を作る。
そういう人の作る映画の方が面白いのよ!」
まさに自分のことじゃないか。
そう思う人は少なくないはずです。
この映画はジーンのような映画以外何も無い人間が映画製作映画。
映画製作はポンポさんの脚本が出来上がったところから撮影に入る。
面白いのは映画制作の山場と見せ所が編集作業と資金調達になっているところ。
一般的に地味な部分を起伏のある展開とジーンの覚悟と執念を演出することで見応えのあるシーンになっている。
全体的にストレスなくテンポよく進められる。
そのせいかリアルな厳しい要素を排除してストーリーが甘々になっている。
そこが個人的にはご都合主義っぽく映り甘ったるい印象だった。
それでも1人の映画好きとしては感情移入しっぱなしで楽しく見れた映画でした。
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