「夢と狂気と映画愛に満ちた至福の90分」映画大好きポンポさん masamiさんの映画レビュー(感想・評価)
夢と狂気と映画愛に満ちた至福の90分
はい。良く私の馬鹿レビューを覗きに来て頂きました。
本文は短く、枕は長い。異常に長い。
アミメニシキヘビか‼️
・・・と、最近の話しです。2021年5月6日です。横浜でペットのアミメニシキヘビが逃げ出した事件。記憶に新しいですね。その後、県警、消防を巻き込んで大騒動になりました。しかし・・・見つかりません。近隣の排水溝、茂み、あらゆる所にもいません。しかし・・・16日後に専門家の人が、あっと言う間に捕獲しました。流石です。いわば・・・
蛇の道は蛇❗️
文字通りです。なんと住んでいたアパートの屋根裏に居ました!良かった。でもアパートの住人にとってはホラーです。だって寝ている間も天井にいたんですよ!
お前は・・・
屋根裏の散歩者か!
それポンポじゃなくて乱歩ですから‼️
さて、初夏の陽気でございます。都内の映画館も営業を再開しました。良かったですね。
この映画ですが恥かしながら全然知らなかったんですよ。原作もテレビアニメも・・・
全然無知無知かたつむりか‼️
と・・・暫し個人的な話しになります。お付き合いを頂ければ幸いと存じます。
映画を語る時ってまず役者、次にシナリオ、そして演出。多分そんな感じかと思います。
凄く昔で、しかも深夜枠でフジテレビで放送していた番組がございました。その名も・・・
アメリカの夜
多分どなたも知らないと思います。簡単に言うと映画の技術についての話しです。
例えば イマジナリーライン。列車が画面の右から左に走っています。反対側から撮影すると急に左から右に走っています。観客は混乱しますね。
あるいは レンブラントライト 照明を一方向のみから当てる技法です。マニアックな話しばかりだったんですが刺さった!
その他はモンタージュ、ワイプ、カットバック、スローモーション、ズーム 等々
ディレクターが当時共同テレビ所属の本広克行。MCが宝田明、ナレーションが新人の近藤サト。
いや面白かった。ここからです。映画を観る時に技術的な部分を気にするようになったのは。ちなみにアメリカの夜とはカメラにフィルターを付けて夜間撮影のように見せる技法です。今はカメラの精度とフィルムの感度が上がったんで絶滅した技法です。
そして数年後の事です。なんと!私は近藤サトと一緒に映画を観ました。その映画は・・・
L A コンフィデンシャル
日比谷のみゆき座です。私は指定席を買ったんですよ。早めに行って。なにしろ指定席ですからギリギリに行っても席はあるわけです。
5分前に、行くと前に見覚えのある顔が!そうです近藤サトです。当時の彼氏といました。
あれ?あれあれ?私は一緒の【回】を観ただけですからね。嘘は付いてないです。
紛らわしいわー‼️
はい。あいも変わらず長くて無駄な枕が終了です。
ごめんなさいね。
いや普通はこんな映画観ないですよ。まず絵柄がやや苦手。タイトルも変。でもね信頼している私のフォロワーの方々が面白いって言ったら観ないわけにはいかないじゃないですか。
うん。面白い!たまりません!
告白します。かなーり舐めてたんですよ。絵柄があまりにもアニメ。もろにアニメ。
アニメニシキヘビか!
意味がわからんのじゃ❗️
それからねタイトルも変。ポンポさんてね、そんな名前の人います?大プロデューサーのカルロ・ポンティにあやかったんでしょうか?パンフレットを買う時恥ずかしいでしょ。だって映画大好きポンポ【ちゃん】って間違っちゃったよ。なんですかポンポって?お前は・・・
平成狸合戦か!
それポンポじゃなくてぽんぽこですから❗️残念‼️
失礼しました。本当に面白いんですよ。この映画を観る前の私に 不沈感 スタン・ハンセンのウエスタン ラリアットをかましたい!
まずは簡単にストーリーを紹介します。
ポンポさんはニャリウッドの映画プロデューサーです。見た目はローティーン、中身は40才くらいです。作る作品は美女が巨大なタコに襲われるなど、いわゆるB級映画です。
ポンポさんは「ニューシネマ パラダイス」が嫌いです。理由は尺が長いから!私の映画は90分に収める!
集中力が続かないだろ。
わかる。150分を超える映画って二の足を踏むもん。中身があれば90分でも満足。例外もあるけどね「七人の侍」とか「ゴッド ファーザー」
ポンポさんは映画アシスタントのジーンくんに、予告篇を作らせます。わずか15秒。頑張りました。ジーンくん、グッド ジョブ!
予告篇についてのあれやこれやはカット。終わらないしね。
ポンポさんはなんと、ジーンくんを新作映画の監督に大抜擢しました。タイトルは「meister」(マイスター ドイツ語で職人、匠)
脚本はポンポさんです。音楽映画です。主役はレジェンド、マーティン・ブラドック、ヒロインに新人ナタリー。
しかし、映画作りは大変です。様々な艱難辛苦が待ち受けます。この先は是非、映画館でご確認して下さい。
映画好きは色々な感想を持つと思います。但しこの映画はそこまで技術については語っていませんが…
一番、大事なのは編集。どこをカットして何をインサートするかです。観客は完成品を観ているので、実感がわかないのですが、苦悩と歓喜が入り混じった感情が伝わりました。
そこで思った事があります。前述したようにポンポさんは「ニュー シネマ パラダイス」が嫌いと言ってましが・・・ちょ!待てよ!シネフィルで「ニュー シネマ パラダイス」が嫌いって言う人いますか?例えば・・・
岩手県人で大谷翔平が嫌い!そんな人はいません。アメリカ人も日本人も大好き。いや・・・ここ広げると終わらないんで、カットします。
でも「ニュー シネマ パラダイス」をあえて劇中で出した事も意味が有ります。いいですか?この映画は当初、通常版として、155分verでイタリアで公開。しかし興行収入は爆死。で、プロデューサーがカットしまくり124分にして海外に販売。国際版ですね。するとなんと海外(日本含む)では爆発的ヒット。そして・・・その後監督のジュゼッペ・トルナーレがディレクターズカット版 170分を再編集して世界公開。
わかりますか?これって違う映画になっちゃうんですよ。これがまた。私は国際版が初見なんで、ディレクターズカット版が、やや冗長に感じるんですね。
多分、映画会社が通常版を勝手にカットして海外にセールスしたんですね。いやね、何処かの狂った劇場の館主さんさあ、三本一括上映とかやったら面白いんじゃねえか・・・全部合わせて10時間。いや無理か。
見終わってパンフレットを買ったんですが、これがまたマニアック。
だってね、声優さん、監督さんとかメインスタッフ、さらにですよ!ポンポさんやジーンくんとか創造したキャラクターの好きな映画を三つ上げてるんですよ!
なんか踏み絵だって。「ゴッドファーザー」って言っておけばわかりやすいんですけどね。
清水尋也は「ユージュアル・サスペクツ」
小野好美は「もののけ姫」
大谷凛香は 「ラブストーリー」
加隈亜衣は 「ラジオの時間」
大塚明夫は 「ゴッドファーザー」
監督・脚本の
平尾隆之は 「グッド フェローズ」「セッション」
編集の
今井剛は 「大脱走」
ジーンくんは「スティング」
ポンポさんは 「セッション」
どうです?なんかわかるような気がしますね。製作者、出演者の映画愛を感じますね。
このご時世です。爆発的なヒットは見込めないかもしれません。でも口コミでヒットして欲しいな。地方でもロングヒットして欲しいな。そう思います。
本当に面白い映画なんですよ。
なんか前代未聞の長文でごめんなさい。
じゃあカットしろよ❗️
ここまで読むのも結構【ヘビー】だったでしょう。なんか映画の話しが多目ですみません。
豆知識のコーナー
ポンポさんの名前は正式には ジョエル・ダヴィヴッチ・ポンポネット。ポンポネットとはフランス語で小さくて丸いと言う意味です。
読んで頂きありがとうございました。
千葉の名産、梨の幸水を食べながら誰かがテレビで、あの映画いいですよね、と言ってるのを聞いて初めて知りました。今日、やっと観れました。
この時期、まだ東宝シネマズ日比谷でやってるということはそこそこ口コミで広がってるのだとおもいます。
あさ8:45の回でも、市松模様でも、50人くらいはいましたよ。
あ、書き忘れました。
アミメニシキヘビ、ウチの実家の非常に近所w
一応、年寄り達には、捕獲されるまで戸締りには充分気をつけるように電話し、マメに連絡入れていましたー。捕まって良かったです。
三本一括上映、いいですね!
大爆笑♪
いや、私、行きますよ?
なにせ「アンビアンス」の予告7時間20分も、早送りせずに最後まで観ましたから。(一気に、ではありませんがw)
masamiさん、毎度です。
泣く泣くカットするってところが素敵でしたね~
意味は通ずる。
俺もレビューは1000字以内に収めようと努力しています。
原稿用紙で2枚ちょっと。
中学生の読書感想文並みです。
読書感想文ってみんな嫌がるのに、俺は好きだったんです。
下手すりゃ本も読まないで書いてました。
それにしてもアニメニシキヘビは凄い!ちゃんと繋がってます!意味も通じます。
口コミでポンポを世界に!