「見ていて辛い・・・・・」マイ・フーリッシュ・ハート sallyさんの映画レビュー(感想・評価)
見ていて辛い・・・・・
チェット・ベイカーの作品と言ったら去年公開された「ブルーに生まれついて」が思い出されますが、本作品の存在を知った時、予告編で、チェット・ベイカーの死が他殺の様な感じで扱われていたので、「エッ」と思って本作品の公開を待っていましたが、どうやらフィックションでした・・・
本作品、「ブルーに生まれついて」がチェット・ベーカーの生涯を追った作品だとすると本作品はチェット・ベイカー事故死する数日前から追っかけた話で、「ブルーに生まれついて」A面としたら本作品はB面と言った感じでしょうか・・・・
一応、フィックションという事ですが、しかし、まるっきりフィックションと言う訳でもなさそうであり、チェット・ベイカーのファンであれば、少々ショッキングな内容で、私自身本作品を鑑賞してただただ驚くばかりです・・・・・・本音を言えば、「見なければ良かった」とも思わせる内容です。
私自身、チェット・ベイカーが日本に来日公演したのをパルコ劇場で見ていて、その後直ぐに亡くなったので、本作品の内容のような事がチェット・ベーカーに起きていたのかと思うと少しショックです。
映画の中で、レコーディングを始めるシーンで私の大好きな曲「As Time Goes By」演奏しそうになるシーンで、チェット・ベーカーが「もう少し明るい曲をしよう、その方が気分も上がる」と言って違う曲をするのですが、「As Time Goes By」を聞きたかったな・・・・・
しかし、本作品、どんな意図で作られたのかな・・・・私的には見終わった後、何とももやもや感が残ったな・・・・
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