「少し待てば、台風は必ず去ります」痛くない死に方 奇妙鳥さんの映画レビュー(感想・評価)
少し待てば、台風は必ず去ります
前半序盤、入り込めきれず…飽きてたが、中盤移行一気に引き込まれた。
死生観を想う時、誰もが悩む課題。
死が敗北、と云うのは確かになんだかオカシナ捉え方に感じるが…。終末期の理想、と掲げてしまうのも(覚悟が無いからなのか)シックリと受け容れ難く感じる。
勿論正解の無いモノなのは納得している。
それでもいずれは自身じゃなく、周りの誰かででも、必ず直面することとなる事象。ヒトゴトでは無いのだ。
直面をどこまでも回避して、できるだけ遠ざけても、必ず敗北する事は判っている。それでも辛苦を覚悟で逃げる(むしろ無駄に闘う?)より、穏健に受け容れるのが賢明なのか?
選択は自由なのだが………、本人の意思の自由ともならない事も少なくないのが現実……。
当人だけでなく、周りを巻き込むのは必至だから、難しい…。
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