「死生観を問う社会派ドラマの傑作」痛くない死に方 odeonzaさんの映画レビュー(感想・評価)
死生観を問う社会派ドラマの傑作
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タイトルに、そりゃーそうだとは思いながらも終末医療なんて辛い話なんだろうなと身構えつつ、製作陣の並々ならぬ顔ぶれを見て鑑賞することに・・。先輩医師役の奥田さんは柄本佑の妻、安藤サクラさんのお父さんというのも興味深い。
終末期の患者の在宅医療に携わる若い医師の葛藤と成長の物語、原作、医療監修は実際に1500人以上を看取ったという尼崎市の在宅医・長尾和宏さんだから重みが凄い。確かに前半は深刻な描写も多く辛かったのだが、宇崎さん登場で一変、終末川柳は高橋伴明監督自身が創られたそうだが素晴らしい脚色、このエピソードのお蔭で観ている私も救われました。誰にも訪れる終末、できるなら周囲を笑わせて逝きたいものですね。
死生観を問う社会派ドラマの傑作でした。
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