「死に方にも色んな形がある」痛くない死に方 ハンバーグさんの映画レビュー(感想・評価)
死に方にも色んな形がある
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痛くない死に方というタイトルだけみると、人をどんな殺し方をするのかと勘繰ってしまうように感じたけど、それ以上のものがあった。
在宅医療で活躍する実際にいる医者の方を基にした作品です。
「病院で死ぬよりも家で死にたい。」
たしかにこれは狭苦しい環境の中で淡々と進む時間を殺風景な中で死ぬよりももっと慣れ親しんだ所で死にたいという願いがあるかもしれない。
それは、僕自身も同じような状況に置かれた場合それを強く望むと思う。
ただ、その事によって一緒に暮らす人にどれだけの苦労をかけるまで想像を働かせる事が出来ていなかったと改めて気付かされました。
四六時中ベットの側で自分の為に献身的に家族を働かせる。
家族だからそれをするのが当たり前でしょ!って傲慢に考えてしまう部分も否めなけど、立場が違うだけでこれほど感じるものが変わってくるのかなという部分が強く描かれていました。
生きる事は、食べる事。
苦しまずに死ぬ為には、必要以上に救急に頼っては、いけない。
自分が今まで常識として捉えていたことを覆された。
家族の為にこれだけ自分を捧げるのも大変だけど、それ以上に在宅医療という職種の辛さを勉強になりました。
色んな処置を施す医者がいるが死ぬ為にどんな事を教えてくれるか?そんな医者は、多くないだろうと感じました。
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