「最期の決断は何よりも難しい」痛くない死に方 かずぴろぽんさんの映画レビュー(感想・評価)
最期の決断は何よりも難しい
この世に生まれた瞬間から死に向かっていることを
再認識させられた。
痛くない死に方、いい枯れ方、生きることは食べること
どのセリフも頷けるものばかり
でも、頭では理解できたが自分はどうするのか?
すごく大きな宿題を突きつけられた。
それは、受験や就活などとは比較にならない。
在宅医療の先生や看護師さんがどう寄り添ってくれるのか
だけでも理解できたので、怖さが少し薄らぐ
最後に何が原因で死ぬか分からないけど
自分と向き合い決断できる覚悟を持ちたいと感じた。
主演 柄本佑の演技に嫌味がなく、患者に寄り添うことを
一所懸命学ぶ姿勢が心地よかった。
この映画は、在宅介護とか死をどうするかということより
家族も患者本人もどう生きるかという自律を気づかせてくれる。
人の死に触れる作品だが不思議と涙することもなく、前向きになれた。
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