劇場公開日 2021年2月20日

  • 予告編を見る

「自分自身の終末医療について考えてしまう」痛くない死に方 ゆり。さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0自分自身の終末医療について考えてしまう

2021年3月4日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

人は自分が治癒の見込みが無いなら、自宅で穏やかに逝きたいと願う、その気持ちは解ります。でも、自宅はバリアフリーにして、介護用ベッドも必要だし、家族には介護の負担がかかるし、となるとけっこうハードルが高い。家族の同意は得られるか・・・家族は難しい選択を迫られ、またそれが正しかったのか、後々悔んだりします。もちろん、うまくいった例も描きます。しかし、都市部ではなかなか難しいでしょう。

本作では、病院を冷たくて機械的な所のように描写している感じが気になりました。それに、在宅医療と病院の連携って、全く無いものなんでしょうか。病院は基本的に延命したがるのかもしれませんが、病院だって患者の希望を聞いてくれると信じたいです、私としては。

「まず自助、そして共助、公助。」と去年政府の方針を聞いて、本当にがっかりしたんですよ。それ、言っちゃうの?って。自助なんてしたくても出来ない人がたくさんいるのに。共助なんて、分かるようで分からない、何をイメージしているんだか。経済状態、家族関係、環境で、格差は広がるばかりですよ。その上医師のモチベーションによって生死が左右されるなんて、どうすりゃいいのさ。
うーん、グチり出したら止まりません。あの先輩医師のような方が居てくれると嬉しいです。ただあのミーティングの患者の情報はあそこまで覚えなくてもいいと思います。スタッフが大変過ぎます(笑)

坂井真紀さんの演技は好きです。あと、父親役の方、すべてさらけ出しての熱演は迫力がありました。

ゆり。
NOBUさんのコメント
2021年3月26日

お詫び
今、講演を聴いているのですが、余りにつまらなく(すいません🙏)、レビューを拝読していたら、僕、共感させていた作品に再び共感すると言う、梅毒に犯された脳状態になってしまいました。嫌がらせではありません。ご寛恕願います。
今晩の映画観賞迄、あと3時間。長い・・。僕の講話の方がずっと面白いぞ!(独り事)すいません😣💦⤵️

NOBU
NOBUさんのコメント
2021年3月6日

おはようございます。
 「カポネ」に頂いたコメントバックです。
 今作は、資料にあるようにカポネの梅毒と認知症に侵された日々を描いているので、万民向けではありません。
 けれど、トム・ハーディの怪演が観たい!と言う奇特な方(私です。)と、夢想癖のある方には、オモシロイのではないかな・・、と思います。
 話は変わりますが、この「痛くない生き方・・じゃなかった死に方」今日、鑑賞します。楽しみだなあ。で、後日、「心の傷を癒すということ」を観る・・と。
 うーん、完璧だなあ・・。
 参考になれば幸甚です。
 では、又。

NOBU