「結末に夢がない」2分の1の魔法 coffeeさんの映画レビュー(感想・評価)
結末に夢がない
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父との思い出が一つもない主人公がたった一度でもいいから父に会いたくて魔法を使う。
それが物語の発端なのにラストは主人公は遠くからほんの一目見るだけ。
それすらも途中で岩が崩れてまともに見ることもできない。
父と兄との和解や、父の代わりに主人公にはずっと兄が居てくれたというのはわかるし、そこに関してはいい話だと思うけれど、ほんの一瞬でもいいから抱きしめあうぐらいはして欲しかった。魔法があっても夢がないと感じてしまいました。
他の部分に関してもコメディ部分に関しては場面場面楽しめましたが、「羽のあるものは空を飛ぶために」「馬の脚は走るために」そしてそれに喜びを感じるという部分があり、良く言えば自身のルーツとありのままを愛せよなのでしょうが、逆に言うと生まれた時点で生き方を強制されているようにも感じてなんとなく嫌で私は楽しめませんでした。
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