「予告以上の中身はなく肩透かし」2分の1の魔法 コージィ日本犬さんの映画レビュー(感想・評価)
予告以上の中身はなく肩透かし
ピクサーなら色々仕込んでくれているはず、という期待を抱いていた身には肩透かし。
予告以上の中身はなく。
「高度に発達した科学は魔法と区別がつかない」というSF作家クラークの「三法則」という有名なエッセイがありますが、その裏返しのように「科学が発達して魔法が失われた元ファンタジー世界」って設定こそ新しかったものの。
ストーリーとしては、こどもに「成長とは」「家族とは」を教える訓話っぽく、魔法の石を探すロードムービー仕立てでもありってあたり、どこかで見た事のあるパーツ繋ぎ合わせ。
魔法は使えないが豪快で力持ちの兄と、魔法は使えるが気弱な弟という組み合わせ含めて、新鮮味がない。
また、兄弟キャラが、二人とも精神年齢の低いお子ちゃま。
特に兄が、人の話を聞かず自分の知識をひけらかすことだけに夢中になって、他人に迷惑をかける歴史オタクで、街中から厄介者扱いされているキャラ設定なのは想定を超えた部分だったが、これのせいで痛々しくいたたまれない気持ちになった。
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