「伏線と魔法の成長物語。」2分の1の魔法 ひろっぴさんの映画レビュー(感想・評価)
伏線と魔法の成長物語。
『2分の1の魔法』鑑賞。
*声の主演*
志尊淳
城田優
*感想*
公開初日に行こうと思ってたましたが、急用ができてしまい、本日に至りました。
こちらの作品は本当なら3月公開でしたが、コロナウィルスの影響で延期になってしまい、ずっと楽しみにしてました。(^^)
亡くなったお父さんにもう一度会いたいと願う兄弟が魔法によって半分だけになってしまったお父さんを完全な状態に甦らせようと奮闘するピクサー最新作。
まず、感想を一言で表すなら「予想外」ですね。イアンの成長物語でもありますが、予想外なことが描かれてたのでまずは、それについて記したいと思います。あ、もちろんネタバレはしません。
まず、兄弟について。兄のバーリーは好奇心旺盛な性格で常にテンションが高い。弟のイアンは、とても優しいけど、何をやっても上手くいかない気弱なキャラクター。そんなある日、イアンの16歳の誕生日に亡き父から魔法の杖を貰って、父親を甦らせる為、イアンが偶然、下半身だけ甦らせてしまってこれはまた大変。夕陽が沈むまでの間、父親を完全に甦らせる為、兄と一緒に旅に出るのですが、、、大変申し訳ないのですが、兄弟にイライラしてしまったw
兄はゲームオタク?で、ついていけず、始めはよくわからないし、弟は常にオドオドして何やってんだよ!って思わずツッコミたくなるシーンが所々あったので、少しイラつきました。
しかし、それは最初だけ。特にイアンが魔法の杖を通じて少しずつ成長するのが良かった。兄も兄なりの考えがあって、とても感動しました。
次は伏線回収について。
ピクサー作品の中で、あんなにあからさまに伏線回収するとは思ってもみなかった。伏線が多かった!「あんな些細な出来事」がこう繋げちゃうの?!って思ったし、繋げ方が上手いな~って思いましたw
ドタバタ劇はそんなになかったし、最初はイアンのオドオドした感じがイラつきましたが、最終的には良かったです。
何が良かったかと申しますと、イアンの成長です。兄と衝突しながらも、亡き父親を甦らせす為に奮闘し、色んな各所に回って石を探します。
最後は予想外の結末といっていいのかわかりませんが、僕の中ではある意味予想外だったかな?とても感動しました。
兄弟の声を演じたのが志尊淳と城田優。声が合ってて上手かったです!あと、イアンとバーリーの母親の声がハリセンボンの春菜でしたが、声は、ん~微妙でした(^^;
総じて、最初はキャラに感情移入ができずに困ってしまいましたが、後半から怒涛の展開で、感動しましたし、とても良かったです!\(^^)/