「母性あふれるリンドグレーン」リンドグレーン ピンクマティーニさんの映画レビュー(感想・評価)
母性あふれるリンドグレーン
映画の出来がどうというよりも彼女の半生そのものがすごい。
今やスウェーデンは、社会福祉や人々の権利意識が世界でも最も進んだ国だが、100年前にシングルマザーとして生きていくのは想像を絶する大変さだったと思う。
社会的通念や因習を打ち破って逞しく生きてきた女性一人ひとりの歴史があるからこそ、今がある。
彼女の溢れる母性に共感して切なく、涙した。自分自身の幼少期や子どものことが思い出された。
彼女の人生後半、結婚してから作家になるまでも映画化してほしい。
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