「彼女の夜明けの夢は、どんな夢?」少女は夜明けに夢をみる 突貫小僧さんの映画レビュー(感想・評価)
彼女の夜明けの夢は、どんな夢?
クリックして本文を読む
久しぶりのイラン国の製作作品を拝見させて頂いた。
明らかに、イラン国の政情が不安定になっているのを知らされた。父親からの虐待等や父親殺しの犯罪を犯し、父親は、依存症に苦しんでいる。更生施設に入った少女たちのリアルな日常を描いている。少女たちが「更生施設」に入ったところで、果たして更生が出来るだろうか。あまりにも切実な彼女たちの悩みや日々の不安を描かれていたが、観客側の私は、ネガティブな事柄ばかりで、私にとっては、かなりショッキングな印象を受けた。監督の質問に少女たちが答える形で描いている。そのなかでも、「これからの夢は」の質問に「生きること」と答える少女。私には、到底理解しがたい答えである。彼女たちが自分の考える「幸せであること。」の答えとは遥かに次元の違う所で生きていることに、想像の域を超えていた。そもそも彼女たち自身が虐待に合っているにもい関わら「更生施設」に入られるのも意味が判らない。理解に苦しむ。本題「少女は夜明けにどんな夢と見るのか?」、夜明けに眠りにつけずにいる彼女たちへの質問する場面では、今日施設から出られるのに「彼女には、夢も未来もない。」答え。生きることに諦めきっている現実がそこにある。今現在、中東においては民族による紛争が激しくなるばかりである。先進国に生きる我々も、今の現実を一日々々が意味のある人生を歩んでいることに理解していく「努力」を止めてしまってはいけないかもしれないが、
分刻みにその気持ちは薄らぎ、忘れてしまっている
コメントする