「ファンには最高のバカ騒ぎ! にわかファンには…。」銀魂 THE FINAL 近大さんの映画レビュー(感想・評価)
ファンには最高のバカ騒ぎ! にわかファンには…。
(某アニメの前回までのあらすじの曲に合わせて)
地球滅亡が迫る中、異形の者から侍の国から取り戻す為、共闘する銀時、桂、高杉。新八と神楽、真選組やかぶき町の面々も援護する。だが、そんな銀時たちの前に立ちはだかったのは、彼らの幼少時代の師・吉田松陽の別人格、虚。戸惑いを隠せぬ銀時たちは、果たしてこの最大にしてTHE FINALの闘いに立ち向かえるのであろう~か~!?
空知英秋による人気アニメの“THE FINAL”。
漫画連載も終わる終わる詐欺を繰り返し、アニメ映画版前作も“完結編”だったような気もするが、THE FINAL。
『銀魂』は原作漫画やTVアニメは見た事ナシ。
『ゴジラvsコング』でハリウッドデビュー!…と言われながら、失笑ものの白眼演技を披露した人気俳優による実写版から入り、アニメ映画版を見た。
テメェ、この邪道モンが!…と、銀さんに怒られそう…(^^;
実写版も面白かったが、本家アニメ版も面白く、特に前作『完結編』なんて笑い&興奮&感動したほどで、実は今回のTHE FINALも結構気になっていた。
しかし…
いや、悪いのは、私。
今回の話は、原作漫画の最終話をベースにして展開。
地球滅亡?
異形の者たちとのバトル?
ライバル関係にあった銀さんと高杉の共闘?
店じまいしたような万事屋?
虚?
そもそも、原作漫画を読んでない私には分かりっこないのである。
初っぱなから、置いてきぼり。ぽっか~ん…。
加えて、アクション/バイオレンス描写もかなり激しい。『銀魂』って、こんなに過激だったっけ…?
中盤、激しいバトルの中再会した、銀さん&新八&神楽のお馴染みのやり取りが始まると、何だか安心する。定春の中で、銀さん驚異の分離&合体!
自分も知ってる『銀魂』の爆笑世界。
だけど話が本題に入ると、やっぱりちんぷんかんぷん。
長年のファンにとっては、お馴染みの面々とのコミカルなやり取り、カッコいい銀さん、桂や高杉との絆が見られて、これ以上ないTHE FINALだろうけど…
ゴメンナイ、にわかファンの私が悪かったです…。
全編ずっとバトルとシリアスだったら『銀魂』じゃない!(←にわかファンのテメェが言うな!)
ギャグもあってこその『銀魂』。(←だから、にわかファンのテメェが言うな!)
ラスト30分は偽装ナレーションしまくりの文字通りのバカ騒ぎ!
キャラもわんさか登場して、お祭り状態。
でも一番面白かったのは、OPの某アニメを主題歌や音楽や作画やキャラデザインまで超パクりの“前回までのあらすじ”。確かにあらすじが頭に入ってこねーぞ。
それから、ED後の某学園TVドラマをパクりの楽屋オチ。
何はともあれ、
銀さんと万事屋よ、永遠なれ!
(だ~か~ら、にわかファンのテメェが言うな!)