シン・ウルトラマンのレビュー・感想・評価
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満足満足
自分は初代ウルトラマンの放送が、始まった年に生まれました。というわけで本家の初見は再放送ですが、子供時代に多大な影響を受けたのは間違い無いですね。それが令和の世に映画となるとは、思いもかけないボーナスをもらったようで、感激もひとしお。
ストーリーは本家からの抜粋に、現代風のリアリティを足してオーバーライドした感じ。話の展開もオリジナルストーリーを踏襲しつつ、アレンジするところはしっかりアレンジして、1本の映画としてもきちんと成立しています。画面を通して感じる雰囲気が、本家の印象に忠実で、制作側の意気込みとこだわりを感じた。
画づくりは、本家の定番、顔面大写しのパターン中心の、緊迫感漂うシーンや、浮遊感のある異星人のシーンなど、昔の雰囲気を残しながら、現代の技術で違和感なく表現していて、好感が持てた。固定電話の着信音や、浮遊音など、効果音もそのまま再現されていて、ああ、コレコレ、と懐かしくなりました。
旧作はCGが無いので、子供ながらに少しダサい特殊効果が気になってましたが、今回作品が現代に蘇ったことで、スッキリしました。まあ、大人になってみると、旧作はそのダサさもまた良いのですが。
ネタバレになるので触れにくいですが、個人的には、「巨大化」と「ゼットン」の裏ストーリーに感激です。本家見ていた人には、絶対おすすめ。そうで無い人も、本家の正当なイメージが伝わるので、楽しめると思います。
今年は「シン仮面ライダー」もあり、楽しみが増えますね。
帰ってきたぞ、ウルトラマン
特撮かCGかは置いておいて、楽しい2時間!
冒頭の情報をコレでもかと突っ込んでくるシーンで庵野だな、庵野だな、と嬉しくなります。
斎藤工、西島秀俊のイケメン公務員がたまりません。斎藤工がウルトラマンになってからの変わり様に他の面子は疑問を抱かないのか、とツッコミたくなるし、有岡くんのダサさとVR会議で数式を口述するアナログさは呆れましたがそれも日本人らしくていいか。
全体的なストーリーとしては、環境破壊により復活(起動?)した戦略怪獣(面倒許せ)から地球を守るためにやってきたウルトラマンだが、戦いの最中に斎藤工と融合。それがきっかけで地球人が巨大化に耐えうることが分かり、他の知的地球外生命体が地球を狙ってやってくる。ウルトラマンは撃退に向けて科特隊(許せ)と共闘するが、ウルトラ警備隊のゾフィーが出現。ゾフィーは地球人の兵器転用を危惧し、地球消滅のために兵器ゼットンを送り込む。一度はゼットンに敗れるウルトラマンだが、地球人の助けを得て再びゼットンに戦いを挑む。
その間に長澤まさみがやたらと太ももを出して大きくなったり小さくなったりするんですが、個人的に長澤まさみさんあんまり好みじゃないんですけど、世の中的にはサービス満点です。美人の使い方それかい、と思いつつ、SNSへの皮肉など現代をよく表していると思います。
ウルトラマン自身は斎藤工との融合後は本を読み漁り、人間は分からんと言いつつも合理的ではなく利他的な面もある人間に惹かれていきます。
最終的に斎藤工が死ぬなら俺が死ぬよと死んでしまうウルトラマンですが、果たして斎藤工はそれまでのことを覚えているのかいないのか。いずれにしても長澤まさみとの絆みたいなものはなかったことになるのか。気になる。
ウルトラマンを知らなくても楽しめると思うし、特撮シーンと呼べるようなシーンはそれほど多くないので、違和感を感じつつも特撮初心者でも楽しめると思います。
メタウルトラマンとウルトラセブンのアングル
艶かしいウルトラマン
1.ネロンガの名前ちゃんとおぼえてました。忘れてなくてほっとしました。
2.ガボラ。なに?あのドリル。すごいね。先に名前言われちゃった。でも大丈夫。ご開帳待ってました。ヒレ短いね。小顔だし。ウルトラパンチ一発でやられるとは。
3.メフィラス星人は憎たらしいくらい残虐で狡猾だった記憶があるが、優しくなってた。山本さんのキャラ?異星人同士が居酒屋でなかなかオツなもの食べながら、酒を酌み交わす場面に和みました。
4.ウルトラマンにカラータイマーがなかった。肋骨が浮いたりして、体が艶かしくなっていた。足が長~い。顔はあっさり味だった。
5.長澤まさみが巨大化したのはフジ隊員のパロディ?パンチラNGなんでしょうね。ちょっと残念。シャワーなんか浴びなくていいですよ。さすがちょっと抜けてるウルトラマンの神永(斉藤工)は臆面もなく嗅いじゃう。昔は好青年だと勝手に思っていた斉藤工さんは着実に変態オヤジに進化しつつありますねw
6.セリフが小難しかった。所々、とても古臭~い表現や四文字熟語。科学特捜隊のカトクタイが禍威獣特殊対策班のカトクタイになっていた。お役所くさい。制服ないし、ほぼほぼデスクワークだし。ダメでしょ。自分からバディなんて言っちゃ。
7.流星バッチにアンテナがついてなくて、通信機能なし。スマホ、SNS時代では不要?悲しいね。オシャレな社員バッチや議員バッチみたい。
8.嶋田久作は最近、総理大臣役が多いような。総理の夫を思い出した。他国に先を越されないようザラブ星人と条約締結を急ぐ様は長いものには巻かれろ丸出し。気になったのは日本はどこかの国の属国とはっきり言うセリフ。竹野内豊だったかしら?56年前のウルトラマンのときの未来への希望と正義はどこへやら。
9.日曜日のレイトショー。若者に混じって、同年代のオヤジ数名を確認。なんかお疲れだったご様子。
壮大なスラップスティック
映画「シン・ゴジラ」を鑑賞したときのような感動を期待したが、何故かしら、何も感じなかった。樋口真嗣監督と庵野秀明さんのコンビは同じなのに、本作品には「シン・ゴジラ」にあった重厚感がない。ずっしりした革ジャンとペラペラのウインドブレーカーくらいの差がある。
「シン・ゴジラ」で唯一違和感を感じたのは米大統領の特使カヨコを演じた石原さとみである。演技がどうのというよりも、若すぎたのだ。カヨコ以外は、長谷川博己が演じた主役の矢口蘭堂官房副長官をはじめ、それぞれに人間的な深みがある役だった。そしてカヨコも矢口蘭堂との関わりの中で、不安や恐怖を吐露し始め、骨太な人間ドラマとしての作品を支えることになる。
本作品で長澤まさみが演じた浅見弘子がカヨコに似ていた。しかしカヨコが次第に世界情勢が絡む問題の本質を理解し始めるのに対し、浅見弘子はずっと同じノリである。人間的に軽いままなのだ。その軽さが、本作品そのものの軽さとなってしまった。
主演の斎藤工や有岡大貴、早見あかりはそれなりに頑張っていたが、いかんせん浅見弘子の軽さをカバーするまでにはいかなかった。長澤まさみはスタイルのよさが取り柄みたいな変な展開には違和感しかない。
もしかしたらギャグ映画だったのかと、はっと気づいた。ウルトラマンと宇宙人が日本の居酒屋で交渉をしたり、宇宙人と総理大臣が書面の覚書を交わしたりするのは、たしかにギャグだ。であれば、長澤まさみのアホなシーンも頷ける。本作品は壮大なスラップスティックなのだ。
今年最大の期待値
出演者の饒舌がとても愉快!
なんと言っても、楽曲が良い。米津の歌を聴いていると、宇宙への想像力がどんどん湧いてきそうです。ストーリーは地球が支配もしくは管理、はたまた滅亡されるという状況に翻弄されかかりますが、斉藤と長澤他が撃退するというものでした。とはいえ、ウルトラマンに対する免疫ができている私たちには、とってもわかりやすくて、愉快この上ない作品でした。思えば、私たちは宇宙に関して科学的にはほとんど無知です。ただ、先人たちの直感やチャネリングでしか得られない情報で想像するしかありません。そのベースの上に立ったウルトラマンは、やはり地球を守る偉大な地球外生命体としか言えませんが、私たちのヒーローであることは間違いありません。長澤の痛快な演技と、女性らしさが眼福になるとともに、饒舌なまでの役者たちの台詞にハマってしまうところ、なかなかの面白さがありました。そして、私たちを守ってくれるウルトラマンに改めて敬礼したくなりました。
1話30分原作の映画化とは。
帰ってきたぞウルトラマン
世代ではなかったけど、家にあったVHSを何度も子供の頃見た。
情報量が多いし、ちょっと駆け足だったかもしれないけど、作品へのリスペクトと特撮愛がめちゃくちゃ詰まっている。
テレビのウルトラマンの重要な話を詰め込みつつ、現代に置き換えて、初見でも置いて行かれることなく、一つの映画に纏めているのは凄い。
見終わったあと兄に聞いた話。庵野さんはウルトラマンも作りたくてエヴァを作ったらしい。
なるほど、ウルトラマンにエヴァみを感じていたけど、それは反対でエヴァにウルトラマンを感じたんだなと。
個人的に滝くんの普通の人なところがとても好き。
あんなすごいヒーローや外星人や人間の化学の範疇を超えた存在が現れたら自分はちっぽけになる。
コロナ禍
冒頭から中盤くらいまで、シンゴジラのような現実に怪獣やウルトラマンが居たら的な流れだったのが、中盤過ぎるとエヴァンゲリオン的な厄介なw流れになりCGオンパレード。一般人を巻き込むような描写もなくこぢんまりした形に。これは明らかにコロナの影響だろうなと感じました。所々にシンゴジラのような初代ウルトラマンをオマージュした演出があるが無理矢理ネタとして入れた感がして飽き飽き。前半はワクワクしたが中盤からの展開は夜勤明けで観に行ったせいもあり睡魔との闘いでした。しっかり頭が働く状態で観に行く事をお勧めします。長年?待ったのにこれ?っていう感じは否めませんでした。
待てば海路の日和あり
オタクにはたまらんでしょう
誰でも楽しめそうな感じを受けるが、実際はかなり人を選ぶ作品だと思った。
CGの出来も目につくが、それよりそもそものストーリーが分かりにくい上に、セリフの内容も一般人には馴染みの無い単語が当たり前の様にバンバン出てくる。
出演者は内容を分かって話しているんだろうか? 私は長澤まさみが巨大化した辺りからストーリーがわからなくなった。
ダメな政治家好きですね
シンゴジラでも感じましたが、ダメな政治家たちに時間を割きすぎ。
その時間をもう少しメインキャストに使えなかったかな?限られた時間の中で仕方ないのだろうけれど、チームの一体感もバディ感も薄く見える。
途中までは面白かったですが、メフィラスの辺りから…なんだか…。
オマケにラスボスがゾーフィ?命も分けてくれないただの無機質な存在のゾーフィでなんだか納得出来ない気分に。
ウルトラマンオマージュを実相寺監督風味で、シンゴジラエヴァ的につくってみました!みたいな感じでしょうか?
ちゃんとウルトラマンを観て、予習して行ったのですが、そっちの方が面白かったです。
あ!モーションキャプチャーのところに、ウルトラマンの中の人古谷敏さんのお名前があったところには心で拍手しました!
年齢的に全部は無理かなとは思うので、動きの監修でしょうか?
萌えない
萌え要素少なくてガッカリ。
斎藤工の演技は素晴らしいし長澤まさみはチャーミングなんだけど、科特隊には官僚の背広ルックではなくちゃんとお揃いのユニフォーム着てジェットビートルとかカッコいいクルマ乗ってレーザーガンで戦って欲しかったよ!机の上でノートパソコンいじってるだけじゃなくてさー!せっかく長澤まさみが出てるのに科特隊ユニ着せないとか信じられない‼️
あと禍威獣(怪獣)を主役にしてもっと大暴れさせて山の中だけじゃなくて東京のど真ん中でスカイツリーとか首相官邸とか虎ノ門ヒルズとか破壊しまくって欲しかったしデザインがイマイチ特にゼットン可哀想!こんなん最早怪獣じゃないじゃん。
あとシンゴジラにも思ったけどつまんない霞ヶ関&永田町の茶番の小芝居やめてほしい全然リアリティ無いし観てて恥ずかしくなる。ただし新聞記者でも思ったが田中哲司だけはホンモノの官僚みたいで実際にこんな感じの人たくさんいる笑
そこにウルトラマンがいるから
期待は大きかった。が、それを埋めるだけのものではあった。
ゴモラが一瞬で良いから見たかったなぁ。とは思った。
でかい長澤まさみは良かった(笑)
6/24 2回目。
じっくり見れて面白かった。特撮、庵野秀明、樋口監督が好きなので。そして長澤まさみが好きなので。
ベータカプセルがほしくなった。
2025 1月
何回目か、もうわからない。けどやはり良い。庵野秀明にずっと踊らされてる。
ウルトラマンのあとしまつ
まず、ウルトラQ〜レオまでしか観ていないウルトラマンライト層であり、アンチでも信者ではなくラブ&ポップや式日の監督としての庵野さんが好きな立場で飽くまで映画としての感想を前提で書く。
結論としては良くも悪くも前時代的なテレビドラマ。それは特撮部分が古臭いなどではなく、必要過多な説明セリフ、電話の演技(電話の内容を復唱する)蛇足だろってところが多い。また話を端折りすぎて登場人物に感情移入しにくい、シンゴジの様に人間味を極限まで削り取った話ならまだしも最後に長澤まさみを泣かせるぐらいウルトラマンや人間への愛を描きたいのならそこにこそ説得力を持たせるべきだと思う、ファンには伝わるのだろうけど人間を助ける動機が気薄になってしまっているのは残念。子供向けに作るにしても上記部分は必要に思う。
踊る大捜査線(その時は警察)が流行った時もよく見たステレオタイプ(映画の中での)の政府描写は陳腐で見飽きた感が強い。たとえ普段映画を観ない層をターゲットにして、門外漢だったとしても庵野さんの映画が好きでお金を払って観に行った身としてはとても残念で不誠実。空想特撮映画の細かい部分は気にするなという意見もありますが、「映画」と銘打ってる限り現代映画のストーリーラインとしては古臭すぎると言わざるを得ません。
正直特撮部分を抜けば大怪獣のあとしまつと評価は変わりません、ほんとに悲しいです。
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